4日午後4時前、最大瞬間風速18.2メートルの強風を観測した東京都内。
中央区の勝どきでマンションの外壁近くにある足場が崩れました。

現場周辺では歩道の一部などが封鎖され、緊迫した状況となっていました。

4日も北日本の各地で3月の雪が高校受験のシーズンを直撃し、関東では暴風が吹き荒れました。

北海道・帯広市は積雪が急増。
駅前にあるシカのオブジェの背中に雪が積もり、雪だるまも置かれています。

積雪は15cmから一気に30cmを超え、水分を含んだ重たい雪が急増しています。

低気圧が急速に発達しながら日本の東を進む影響で、北海道や東北で大雪となりました。

4日朝の宮城・仙台市。
車には雪が積もり、水分を多く含んだべちゃべちゃの雪が降っていました。

足元が悪くなる中、通勤・通学する人たち。
雪で道路の路面状況も悪化し、バスはチェーンを巻いて走行していました。

積雪が5cmに達した福島市で4日朝に見られたのが、マフラーや手袋など暖かい格好をした受験生たちが続々と会場に向かっていく様子です。

福島市内では4日から県立高校の前期選抜試験が始まりました。

受験生:
受験本番で雪が降ってて、会場までたどり着けるか不安でした。母親に送ってもらいました。受験頑張ってねって言われて、すごくうれしかったです。

雪の影響で、電車から車に切り替えた受験生は「少し焦ったんですけど、でも大丈夫です。いつも通り頑張りたいと思います」と話していました。

福島県教育委員会によると、雪の影響で一部の受験生の開始時間を繰り下げる措置が取られましたが、大きな混乱などはなかったということです。

市内では雪による影響が出ました。

夜明け前の交差点では信号の明かりが消えており、雪の影響で停電したとみられます。

福島県内では一時約5300軒で停電が発生し、二本松市では職員が停電の対応にあたる様子が見られました。

市役所職員:
停電になって空調とか効かなかったので防寒対策をして対応した。

いわき市内で取材中のスタッフが遭遇したのは雪による倒木の現場です。

現場に居合わせた人:
通れない、動かないこれ。ダメだ、戻るしかないな。

道をふさぐように倒れた大きな木。
倒木で通行できず来た道を引き返す人もいました。

記者は、いわき建設事務所へ一報を入れます。

建設事務所:
他の倒木があって順番に行っているところなので、業者の方に確認してという形にはなりますが。

周辺では雪によるとみられる倒木被害が相次いでいたのです。

その後、作業員たちが駆け付けます。

作業員:
何本か切ってきたんですけども、こんな大きい木はここがきょう初めて。雪も少なかったので。今年こんなに積もったの初めて。

3月に大雪となった影響で、停電につながる倒木被害も相次いでいました。

午後1時ごろの千葉・銚子市では波が岸壁に押し寄せ時折乗り越えていたほか、船着き場が上下に揺れている様子が見られました。

最大瞬間風速28.7メートルの暴風が吹き荒れた銚子市。
普段は穏やかな川も白波が立ち、大荒れです。

さらに、暴風の影響で川のすぐ横にある公園でも波しぶきが柵を越えて敷地に。
カメラのレンズにもしぶきがつく強さです。

公園を訪れた人:
すごいですね。圧巻というか自然の強さを感じます。

風に逆らって飛んでいこうとしている鳥も押し戻されていきました。

犬吠埼周辺も白波が押し寄せ大荒れ。
灯台も風の影響で見学が中止となっていました。

市内では、大きな店の看板を消防隊員らが風で飛ばされないよう対応にあたる様子も見られました。

4日朝の茨城・大洗町。
パワースポット「神磯の鳥居」に白波が次々と押し寄せています。

鳥居をのみ込むほどの高い波が打ち付け、海は大荒れの状況となっていました。

強い風の影響でこんな現象も起きました。

4日朝、山梨・富士吉田市から見た富士山。
雲がかかり山の様子が全く見えませんが、風が吹いた影響で雲が流れ出し約2時間後には青空の下に見事な富士山が姿を現しました。

富士山の上を飛ぶ飛行機から撮影した映像です。
周囲は雲で囲まれていますが、富士山だけは雲が消えていて非常に珍しい光景が見られました。

東京都心は4日朝までの雨が上がり、正午過ぎに最高気温15.8度を観測しました。

春の陽気にカワヅザクラが咲く場所では、きれいな着物を着て写真撮影している人がいました。

一方、気になるのがソメイヨシノの開花時期です。

4日に日本気象協会は最新の開花予想を発表し、東京都心は3月21日が開花予想となっています。

ついに本格的な春の到来となりそうです。