大分県内は2025年秋から記録的な少雨となっている。農家に深刻な影響が出ているほか、ダムでは水不足により「幻の橋」と呼ばれる橋が姿をあらわした。
佐伯市のダムは記録的な水不足に
佐伯市宇目の北川ダムの貯水率は0.4%と記録的な水不足となっている。(2月26日時点)
その場所でいま姿をあらわしているのが『幻の橋』と言われている『旧・時間橋』だ。
通常であれば、ダム湖の底に沈んでいるのだが、水位が低下したことでその姿があらわになった。

「幻の橋」別の場所でも出現
また、「幻の橋」の出現はダムの別の場所でも…。
こちらは「旧・田代橋」。1962年の北川ダムの建設によって湖に沈んだ、長さおよそ40mの石造りのアーチ橋だ。
記録的な渇水を物語る「幻の橋」の出現。
北川ダムでは普段、大分県の企業局が水を利用して発電を行い、電気を九州電力に売ることで、事業の運営費に充てている。
しかし、2025年12月から発電できず、売電収入はストップ。渇水が長引いた場合は事業の運営に影響が出る可能性もあるという。

ブロッコリー農家も打撃
また、農業でも…、水不足で葉が黄色く変色したブロッコリー。
大分市下戸次の赤峯農園では、ブロッコリーの生育が遅れていることから、収穫の時期を1か月ほど遅らせたという。

収穫量は例年よりも3~4割減
地下水をくみ上げてまくなどの対策をしているが、それでも農園でのブロッコリーの収穫量は例年よりも3割から4割ほど減りそうだという。
ーー赤峯農園 赤峯収さん
「どこかの段階で作物(の供給)が切れるというのが多分出てくると思う。その時期に野菜の価格が一瞬上がったりとか、そういう影響は出るかなと思う」
長期間にわたる少雨の影響はまだしばらく続きそうだ。

