3月3日は不屈の精神で病と向き合い、自分の道を切り開いているアスリートを紹介します。
持病の1型糖尿病と闘いながらプロテストに合格した宮崎県延岡市の高校生ボクサーが今月デビュー戦に臨みます。
聖心ウルスラ学園2年のプロボクサー、吉田悠希選手。中学3年から延岡市の「ウエスタン延岡ボクシングジム」に通う吉田選手は去年11月プロテストに合格。C級ライセンスを取得しました。
(プロボクサー 吉田悠希選手(17))
「受かったかなという感じで、落ちたんじゃないかという心配はなかった」
吉田選手は小学4年の時に「1型糖尿病」を発症。血糖値を調整するインスリンの自己注射などが欠かせなくなりました。
(吉田悠希選手)
「治ることは絶対ないので受け入れるしかないというのはあったけど、なぜ自分だけきつい思いをしないといけないのかというのはあった」
そんな吉田選手はボクシングを始めたことで気持ちが前向きになれたと言います。
(吉田悠希選手)
「自分が今まで長く続けられたものがあまりなくて、自分が興味があるものに挑戦してみようと思って体験したらすごく楽しくて、それからずっと続くようになった」
今月29日のデビュー戦に向けハードなトレーニングをこなす吉田選手。右腕には血糖値を測定する装置が付けられています。
(吉田悠希選手)
「これで血糖値を測っています。腕に付けてここからBluetoothで情報が飛んでいく。(異常があると)音が鳴ってバイブで知らせてくれる。(血糖値が)下がったときは糖分を摂って、血糖値が上がったときはインスリンを打って下げるように対処している」
吉田選手を見守ってきたジムの木下修造会長は、デビュー戦での勝利を信じています。
(木下修造会長)
「体調さえ良ければ今度の試合もいけると思うアウトボクシングで距離をつかんで連打をまとめれば勝つと思う」
また、指導する元プロボクサーの臼井欽士郎さんは吉田選手の勝利を願いながらこんな思いも・・・。
(臼井欽士郎トレーナー)
「本当に無事に終わってくれたらそれでいいです。もちろん勝ってほしいですよ。本人には欲を持ってもらいたいけど、僕自身やサポートする人は無事に(吉田選手を)親御さんの元に帰らせるということです」
体調管理に細心の注意を払いながらボクシングと向き合う吉田選手。強い気持ちでプロデビュー戦に臨みます。
(吉田悠希選手)
「手数で圧倒してKO勝利したいです」
吉田選手のプロデビュー戦は今月29日に沖縄県で行われます。