プロ野球のヤクルトで「名捕手」として活躍した、解説者の古田敦也さん。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、「実は古田さんが大谷翔平選手の『二刀流の生みの親』だった?!」と題して、本人を直撃しました。
これに対し、返ってきたのは、「関西テレビの悪いところ。『生みの親』なんて一言も言っていません」と全面否定する言葉。
しかし、さらに話を聞くと、大谷選手が新人の時に所属していた日本ハムの栗山監督(当時)に、二刀流に関して「両方やらせるしかない」と背中を押していたことが明らかになりました。
■「生みの親なんて、一言も言ってません」も…
スタジオで「大谷選手の『二刀流の生みの親』!?」と紹介されると、古田さんは「関西テレビの悪いところでね、僕、『生みの親』なんて、一言も言ってません」と全面否定しました。
ここで番組情報キャスターの関西テレビ・橋本和花子アナウンサーが「根拠があります」と慌てて説明。
大谷選手がプロ野球選手としてスタート切ったばかりの2013年の春のキャンプで、当時の日本ハムの栗山監督から、“二刀流をどうしようか”という質問を受けた古田さんが、「そりゃ両方やらせるしかないっしょ」と発言していたといいます。
■大谷選手に当初は「二刀流なんか無理だろう」という解説者が多かった
古田さんは、この発言については「これは本当です」と認め、当時のことを振り返りました。
当時は、多くの野球解説者が二刀流に否定的でした。
【古田敦也さん】「『二刀流なんか無理だろう』という野球解説者がいた。『ピッチャーで行くべきだ』、『野手で行くべきだ』と、いわゆる僕らの先輩の解説者は、そうおっしゃる人が多かった。
体力的には(二刀流は)非常に難しんですけど、ホームランをバンバン、バックスクリーンに打って、ピッチングしたら(時速)150キロ投げてるんですよ」
■「両方やらすしかないっすよ」と栗山監督(当時)の背中を押す
このキャンプを、栗山監督にインタビューするために訪れていた古田さん。終了後、収録のマイクが外されたときに、こっそりと相談があったそうです。
【古田敦也さん】「『フル、どうしたらいいかなあ。お前どう思う』って言われた」
それに対して古田さんは…
【古田敦也さん】「『栗さん、両方やらすしかないっすよ』って。『そんなすごいやついないですよ』(と言いました。)『だよな、俺(栗山監督)、両方行けると思うんだよ』ということをおっしゃっていた」
古田さんは「ちょっとは本当にアドバイスを、背中を押す側にはちょっと回ったかもしれないですけど」と話し、「生みの親じゃない。それは栗山さんです」と強調しました。
■「大谷くんは野球の歴史と戦ってる」と古田さんは評価
メジャーリーグでも当初は二刀流への懐疑的な声がありましたが、大谷選手はそれらの予想を全て覆していきました。
古田さんは「現実的には、なかなか体力的にも、メジャーは162試合もあるので非常に難しいという意見もありましたが、その想像を全部超えていくのが大谷くん」と称賛。
さらに「大谷くんは、野球の歴史と戦ってるじゃないですか。常に比べられるのがベーブ・ルース(※)。ベーブ・ルースって僕らにとって歴史上の人じゃないですか」とその偉業を表現して、締めくくりました。
(※ベーブ・ルース…メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースなどで1914年から1935年までプレー。当初はピッチャーとしても活躍したが、徐々に打者に専念。生涯で714本のホームランを放ち、ピッチャーとして94勝を挙げる。)
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年3月3日放送)