福島県南地方で、サウナをテーマにした地域振興プロジェクトから新たな「サウナ飯」が誕生した。地元の高校生が考案したメニューを地域の飲食店がアレンジ。サウナ後の体に染みる絶品グルメが続々と登場している。
■サウナで地域を盛り上げる
2025年9月、福島県棚倉町のキャンプ場で開かれた「サウナヴィレッジしらかわフェスタ」。県南地方をサウナで盛り上げようと、県南地方振興局が企画したプロジェクトのひとつで、多くの参加者が大自然の中でサウナを満喫した。
このプロジェクトには地元の高校生たちも参加。試行錯誤しながら地元の食材にこだわった新たな「サウナ飯」のメニューを作り上げた。
■ひんやり・熱々あたなたどっち?
白河市で新鮮な野菜を使ったプレートランチが味わえる「カフェ蔵・りあん」。店では高校生たちのメニューをアレンジしたサウナ飯を提供している。
店長の芳賀智子さんは「地元の高校生が一生懸命作ったという話を聞いたので、それをちょっと手伝いというか、何か私にできたらいいなと思った」と経緯を語る。
そのメニューが「白河サウナ飯 清流高原豚ととのう豆乳冷しゃぶ生パスタ」(1,300円※要予約)
プレートにはたっぷりの野菜に、地元で仕入れた生パスタと豚肉を使った冷しゃぶ。地元産の豆乳で酸味をほどよくおさえた“つけダレ”で頂く。
芳賀さんは「しゃぶしゃぶなので、豆乳ベースのつけダレに肉とか野菜、麺もつけながら食べていただけるスタイルは夏にもピッタリ。サウナ後のちょっとクールダウンしたい時にちょうどいい」とPRする。
さらに、寒い日にも味わってもらおうと温かい「味噌クリーム生パスタ」の提供も始めた。豆乳ベースのパスタに味噌を入れて味に深みを出しているという。この味噌も地元麹店のものを使用している。
芳賀さんは「サウナに入って疲れを癒して、さらにサウナ飯も楽しんで、県南地方を満喫して頂けたらいいかなと思います」と話した。
■変わったカレーはいかが?
一方、塙町の「湯遊ランドはなわ」に、2026年2月に登場したサウナ飯がある。
シェフの早坂純平さんが「この形になるまで色々なカレーを試作した。元々洋食店をやっていたのでそれを生かしつつ、ちょっと変わったカレーを作りたかった」というのが『パエリア風焼きカレー』(1,200円)だ。
カレーのルーに豆板醤、隠し味に豆乳などを加えたごはんをアツアツの鉄板へ。その上に地元産の分厚い豚ロースを豪快に盛り付けた。
早坂さんは「少し辛さはあるけど、豆乳を入れることで甘さも出て、ちょうどいい辛さになっている。サウナ後に食べていただきたい」と話した。
サウナ飯の提供店は「サウナヴィレッジ白河」のホームページで紹介していて、4月以降も各地域の店舗で味わうことができる。