福岡・北九州市の空手塾で、教え子の女子児童8人に淫らな行為などを繰り返したとされる元塾長の男に、懲役24年の判決が言い渡された。
2026年2月26日、福岡地裁小倉支部。女子児童らへの不同意性交などの罪に問われた北九州市の元空手塾の塾長、永末哲也被告(62)の判決公判が開かれた。

教え子8人に淫らな行為繰り返す
起訴状などによると、永末被告は、2018年から2024年にかけて、自らが経営する空手塾などで、13歳未満であることを知りながら、教え子の女子児童8人に自分の下半身を触らせるなどの淫らな行為を繰り返したなどとして、不同意性交等の罪に問われている。更に、その様子を撮影した罪などでも起訴されている。

これまでの公判では、被告が行ったおぞましい行為の数々が検察により明らかにされたが、同時に被害児童の保護者らが抱える拭いきれない悲しみや苦しみ。被告に対する強い怒りが露わになった。

「私達夫婦は、何をしても心から笑うことができません。今後も心の底から笑うことはできないでしょう」「先日、被告人質問を傍聴し、その場で殺してやりたい程の強い感情に襲われました」「可能な限り、長期の刑罰を望みます」。
有期刑最長の『懲役30年』求刑
検察側は、論告で、「被告人は、指導者という立場を最大限悪用し、幼い被害者らの未成熟な心理に徹底的につけ込んだ比類ないほど悪質で、鬼畜にも劣る浅ましい蛮行」などと主張して、有期刑としては最も長い懲役30年を求刑。

これに対し、弁護側は、「被告は、起訴内容を全て認め、できる限りの贖罪の意思があり、情状において考慮される事情」などとして、懲役15年が相当と主張していた。
「性犯罪事案の中でも格別に悪質」
そして迎えた2月26日の判決公判。福岡地裁小倉支部の三芳純平裁判長は、「強い影響力を背景として練習に取り組みたいと考える被害者らの心情を利用し、犯行の手口は狡猾かつ卑劣」と指摘。

「被害者のうち1人と示談が成立するなど、酌むべき事情もあるが、性犯罪事案の中でも格別に悪質で、刑事責任は極めて重い」として、永末被告に懲役24年の判決を言い渡した。
(テレビ西日本)
