北海道室蘭市の青山剛市長が、深刻な赤字が続く市立病院を2027年度をめどに閉院することを正式に表明しました。
「深刻な市立病院の経営状況を踏まえ、2027年度中をめどに製鉄記念室蘭病院への機能統合を目指すことにした」(青山剛 室蘭市長)
青山市長は25日午後、市立室蘭総合病院を2027年度をめどに、閉院することを正式に表明しました。
病院は患者数の減少などから深刻な赤字が続き、2024年度末までの負債は85億円に。
2025年度も資金不足が24億円になる見通しです。
病院には外科や小児科など20の診療科に517床があり、2025年度の入院患者は延べ約10万人、外来患者は延べ約14万3千人です。
基幹病院の一つがなくなることに市民は複雑な思いを抱えています。
「困りますよね(病院に)かかってる者としては」
「働いている人は気の毒だ(他の)仕事があれば良いが」
「頑張ってやってほしい気持ちはある」
「他の病院にかかるしかないとあきらめの気持ちがある」(いずれも病院利用者)
市は今後、緊急性が高い患者を扱う高度急性期などの機能を中心に製鉄記念室蘭病院と統合する方針です。
病院には約1000人が勤務していて、500人以上の正職員は公務員の身分を失います。
青山市長は「希望に添えるよう先頭に立って雇用の確保につなげていく」としています。