24日から始まった国会論戦をめぐり、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した橋下徹氏は、今後の国会運営について、与野党双方に厳しい注文をつけました。

与党の質問を「くだらない」と指摘し、「極力減らすべき」と述べました。

一方、野党に対しては、「高市さんの本心を聞きたい」と題し、高市総理の過去の、靖国神社参拝や「竹島の日」を巡る強硬的な発言と、総理就任後の「現実的」な姿勢のギャップを追及するよう求めました。

■与党質問は「くだらない」 議院内閣制の本質を問う

衆院本会議の代表質問では、与党側も総理大臣に質問します。

24日は、自民党の鈴木俊一幹事長が「防衛力強化に向けた総理の所見」や「社会保障改革の方向性」を尋ね、日本維新の会の中司宏幹事長は「飲食料品の消費税2年間ゼロ」について高市総理に確認を求めました。

これらの質問を橋下氏は「くだらない質問ですよね」と一刀両断し…

【橋下徹氏】「だって高市さんはちゃんと施政方針演説で言っているわけじゃないですか、考え方も。それでいいわけですよ。

議院内閣制ですから、高市さんが出した案は、政府与党案なんですよ。もう自民党・維新の了解を得た案なわけですから、高市さんがきちっと説明すればいいだけで、こんな自民党・維新の今みたいな質問なんて、極力減らして」

橋下氏は、政府が提出した案はすでに与党の了解を得たものであり、総理が施政方針で説明済みである以上、形式的な質問は時間の無駄だと指摘しました。

ただし、「本当に何か問題点があって、『高市さんこう言ってるけれども、ここ問題じゃないの』という話だったらいい」とも付け加え、建設的な質疑であれば意義があるとの考えを示しました。

■野党は「高市さんの本質を明らかにすべし」削除されたブログと変節

一方、野党に対しては「高市さんの本質を明らかにすべし」と注文をつけました。

橋下氏が「こだわっている」と強調したのは、高市総理が過去に発信してきた“強硬な保守的主張”と、現在の“現実路線”とのギャップです。

【橋下徹氏】「高市さんは総理になる前に、ものすごく強気の主張いろいろ言っているんです。『靖国参拝は総理になっても中国・韓国の声なんか無視していく』と言ってたりとか。

それからこないだ”竹島の日”。この前の総裁選で、『韓国の顔色なんか伺う必要なくて、大臣を出すべきだ』と言ってても、取り下げている」

橋下氏が指摘するように、高市総理は総裁選で「竹島の日」に大臣を派遣すると明言していましたが、2月22日の「竹島の日」に式典には高市総理・閣僚は出席しませんでした。

さらに、過去に自身が書いていたブログを全て削除していたことも明らかになっています。

【橋下徹氏】「野党の小川さん(立憲・代表)が頑張ってくれたんだけども、実は高市さんは、過去自分がいろいろ書いてたブログを全部削除してて。

僕あそこいろいろ見てたんですけども、やっぱり今総理になっては言えないようなこといっぱい書いてたんですよ。これ削除した」

■「ポーズだったのか、本心なのか」強気主張の真意を問う

橋下氏が最も懸念するのは、高市総理の過去の強硬発言が単なる「ポーズ」や「ファッション」だったのか、それとも本心だったのかが不明瞭な点です。

【橋下徹氏】「僕は高市さんの本心を聞きたいんですよ。今まで言っていた、保守的なことを言ってたのは、あれポーズだったのかファッションだったのか。

今、現実的な政治をされて、僕は大賛成。でも、過去に言ってたことは、『あれなんだったの』というと、タイミングみてるだけだったら、僕はそこちょっと危ういと思う」

橋下氏は現在の高市総理の現実的な政治姿勢を評価しつつも、過去の強硬路線が状況次第で復活する可能性を危惧しています。

特に外交・安全保障分野で緊張が高まった際、過去の強気の主張に引きずられる危険性を指摘しました。

【橋下徹氏】「ああいう強気の主張の人に左右される政治家って、いざ衝突が起きるかどうかのときに強気に行ってしまうから。高市さんが現実的な考えだと僕は信じたいんですけどもね」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年2月25日放送)

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