25年前、長崎県諫早市で当時小学1年の女の子が殺害された事件についてです。

加害者の男に遺族へ慰謝料の支払いを命じる判決が確定していますが、現在まで支払われていません。

判決の確定から10年がたち、時効となる前に、更新のため遺族が起こした訴訟の第1回口頭弁論が24日、福岡地裁で開かれました。

24日の第1回口頭弁論には、原告側のみ出廷しました。

この事件は2001年10月、諫早市で当時小学1年の女の子が下校途中に誘拐され、殺害されたものです。

加害者の吉岡達夫受刑者は無期懲役の判決を受け、現在、服役しています。

遺族は、2003年と2015年に慰謝料の支払いを求める民事訴訟を起こしています。

慰謝料約7000万円と支払われなかったことによる損害金4000万円が確定しています。

また、時効は2026年1月まで延長されています。

しかし、加害者から慰謝料の支払いは全くありません。

民法の規定では判決確定から10年で時効となるため、今回、時効を更新させるため、遺族が再び提訴しました。

24日は被害者の父親が意見陳述で「娘の名誉、無念を晴らし、加害者から心から謝罪があるまで何年過ぎようが、忘れることはできません」「娘のため私に与えられた闘いなのです」と涙ながらに語りました。

一方、吉岡受刑者からは「特に反論はありません」という趣旨の答弁書が裁判所に送られたということです。

女の子の父親 川原 冨由紀さん
「今の法律では加害者があまりにも優遇されて、犯罪被害者は今のままでは立ち直ることができない」

裁判は24日結審し、3月13日(金)に判決が言い渡されます。

テレビ長崎
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