店の前に行列ができていたのは1月、川崎駅前にオープンしたばかりの海鮮丼専門店「THE漁師DON川崎ダイス店」です。

店内では、ゴロゴロと大きくカットされたぶつ切りマグロやサーモンなどが豪快に盛り付けられていました。

訪れる女性客も多くみられる海鮮丼の専門店。
驚くのは、そのお値段です。
具だくさんの海鮮丼がワンコイン500円(オープン記念)から!

物価高の中、価格を抑えるための最大の特徴が、店内に椅子がないという立ち食い海鮮丼の店なんです。

かつては握り寿司の店で、椅子もあったといいます。

では、なぜ立ち食いスタイルの海鮮丼の店に変更したのでしょうか。

THE漁師DON・増田祐一さん:
お店の売りは「爆速提供」「豪快盛り」「圧倒的コスパ」。価格をギリギリまで抑えたかった。思い切って椅子も取っ払ってしまった。

来店客の回転率を極限まで上げるために立ち食いを採用。

コスト削減の結果、プリプリの巨大エビがのった「特上漁師DON」も、お値段1000円(オープン記念)です。

注文後、すぐに職人が盛り付ける店のうたい文句は“着丼”まで30秒。

そこで来店した男性の協力を得て、券売機で注文してからの時間を計測してみました。

男性が「まぐろ漬けDON」を注文し、店内へ。

すると、注文からわずか35秒。
男性がコップに水を入れている間に、丼ぶりができ上がっていました。

初めて味わう立ち食い海鮮丼の感想を聞くと「出てくるのも早くて、フラっと入ってそのまま食べて帰るので利用しやすい」と答えてくれました。

お店にもお客さんにもメリットがある立ち食いスタイル。

ランチタイムの東京都心でも…。

次々とお客さんが訪れ、店内は常にいっぱい。
東京・四ツ谷駅前に2025年8月オープンした立ち食いラーメンの店「立喰いらぁめん たいせい」です。

ここは、中野坂上に本店がある家系ラーメンの人気店。

本店は椅子がある通常スタイルの店ですが、四ツ谷駅の目の前に2店舗目を出店するにあたり、「昔ながらの立ち食いそばのスタイルで勝負したい」と立ち食いラーメンに挑戦。

すると、本店に比べ回転率が1.5倍ほどアップ。

たいせいグループ・日景泰星代表:
オープン初日が460人並んでいるんですよ。(お客さんの回転が)早すぎて、ついていくのが大変で。

立ち食いのこの店では、定番のラーメンの価格が50円安く提供できているということです。