医師免許がないのに診察などの医療行為をした罪などに問われている元会社役員の男の裁判が始まりました。
検察側は冒頭陳述で医者を名乗った動機を「女性といい条件で交際したいという理由」と指摘しました。
元会社役員で無職の原田伸一被告(66)は、がんなどの免疫療法を行うクリニックで、医師免許がないのに169人に医療行為をした罪や、知人にがんワクチンに関する架空の投資話を持ちかけ、約3000万円をだましとった罪などに問われています。
原田被告はクリニックに「京大病院で35年勤務していた」、「医師免許は紛失した」などと話し、クリニックは医師だと信じていたということです。
原田被告はきょう=24日の初公判で、無免許での医療行為については「間違いありません」と起訴内容を認めました。
一方で、知人への詐欺行為については「ほとんど違います」と否認し「これは投資で元本割れのリスクについても説明していた」と述べました。
検察側は冒頭陳述で、原田被告が医者を名乗った動機について「女性といい条件で交際したいという理由で京大の医師を名乗るようになった」と指摘。
また、詐欺罪については「アメリカの製薬会社との特許ライセンス契約を偽造していた」などと指摘しました。