鼻水、目のかゆみ、頭のぼんやり感…。春の訪れを憂うつにさせる花粉症。“国民病”とも呼ばれる今、広島市の高校生が同世代を調査すると、症状だけでなく学校生活ならではの悩みや本音が浮かび上がった。
高校生69人中、半数以上が花粉症
高校生の視点から旬の話題を伝える企画で、広島市西区の崇徳高校新聞部2年の松本優芽さんが取り上げたテーマは「高校生が悩む花粉症」。
自身も軽症ながら花粉症だといい、「今年は多く飛ぶのではと日々警戒しています」と関心を示す。
2025年3月にウェザーニュースが公開した調査結果によると、日本人の2人に1人以上が花粉症で、半数は20代までに発症するとされている。松本さんが崇徳高校1年~3年の69人に行ったアンケートでも、その傾向ははっきり表れた。
調査結果では58%が花粉症と回答。発症時期は中学1年が最多で、中学2年、高校1年と続く。症状は「鼻」と「目」が中心だった。多くの生徒が日常的な不快感を抱えている実態がうかがえる。
花粉症対策を自由記述で尋ねると、マスクや薬に加え、「自宅に入る前に全身をしっかりはたく」「帰宅後すぐに顔を洗う」など徹底した予防をする生徒も一定数いたという。松本さんは「そこまでしているんだと勉強になりました」と話す。
試験中にティッシュOK でも本音は…
アンケートに寄せられたのは、学校生活に直結する悩みだった。
入試や模試で下を向けない、受験中に薬の副作用で眠くなり大変だった、体育の持久走で鼻水が出る――。回答には、高校生ならではの切実な声が並んだ。
2月下旬はテスト期間と花粉シーズンが重なるため、テスト勉強と花粉対策の両立に追われるという。崇徳高校では試験中、ティッシュを袋から出して持ち込めるルールがあり、事前準備も大切になりそうだ。
一方で、「授業中などに堂々と鼻をかめるか」という問いに、8割以上が「できない」と回答。理由の多くは「恥ずかしい」、中には「迷惑だと思う」「汚いと思われそう」と周囲の目を気にする声もあった。
これに対し、加藤キャスターは、大人になるにつれて人前で鼻をかむことへの抵抗は薄れていくものだとコメント。そしてカメラに向かって、笑顔でこう呼びかけた。
「恥ずかしがらずに鼻をかみましょう!これが大事です」
花粉症は体質の問題であり、頑張りでどうにかなるものではない。だからせめて、まわりを気にせず過ごせたら…そんな高校生たちのリアルが垣間見えた。
(テレビ新広島)
