宮崎市の高校で、インフルエンザの集団感染が発生しました。患者の人数は、1つの高校だけで生徒と職員あわせて約500人にものぼっています。

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宮崎市保健所によりますと、宮崎市内の高校で、5月9日に生徒1人のインフルエンザへの感染が確認。その後、徐々に患者が増え、週明けに急増していったといいます。

16日までに、生徒476人、職員15人、あわせて491人の感染が確認されました。

今のところ重症者はいないということですが、学校は、15日から22日まで休校に。
感染が拡大した高校では、先週、体育祭が行われており、それが原因の1つだとみられています。

なぜこの時期に?集団感染の“理由”

例年、インフルエンザは11月から3月に流行しますが、なぜこの時期に500人近い集団発生が起きてしまったのでしょうか?
この時期に感染拡大した理由として、感染症に詳しい昭和大学医学部の二木芳人客員教授によると…。

昭和大学医学部 二木芳人客員教授:
寒い時期に流行するA型の季節性インフルエンザではなく、1年を通して感染が広がりやすいB型インフルエンザだったのではないか。

さらに、ここまで感染が拡大した要因として、新型コロナが一段落し、感染症に対する警戒感が弱まっていることも原因として考えられるそうです。

(めざまし8 5 月18日放送)