18日、日銀は政策金利を1.25%へ引き上げた。31年ぶりの高水準で、物価高リスクへの対応が狙い。一方、住宅ローン利用者からは負担増を懸念する声が上がっている。
31年ぶり高水準 住宅購入者から不安の声
人生最大の買い物とされるマイホーム。
購入者が最も気にしているのが住宅ローンにかかる金利だ。

マイホームを購入する30代男性:
金利が少し上がっちゃうだけでも、毎月の支払いがすごい高くなっちゃうなと思って、そこはすごく不安です。
日銀は、17日から開いていた金融政策を決める会合で政策金利の引上げを決め、18日午後、植田総裁が会見を開いて説明した。

日本銀行・植田和男総裁:
従来の1.0%程度から1.25%程度へと変更することを賛成多数で決定しました。
政策金利1.25%への引き上げ決定。
6月に1%へ利上げされたばかりの中、さらに0.25ポイントの引き上げが決まった。

バブル経済崩壊後の1995年以来、31年ぶりの高水準だ。
狙いは中東情勢悪化に伴う原油高や円安を背景に物価高が進んでいくリスクの高まりに対応する必要があるためだという。
利上げには預金金利の上昇という喜ばしい一面がある一方、住宅ローン金利の上昇という悩ましい事態が伴う。

東京都内のハウスメーカーで話を聞いた。
マイホームを購入する30代男性:
40年ローンでお願いしようと思っています。変動(金利)を考えています。

セミオーダーの注文住宅を契約し、変動金利の40年ローンを組んだという4人家族の30代男性は、金利が上がることについて不安を漏らした。
マイホームを購入する30代男性:
家族を養いながら支払いをしていけるのか、すごく不安です。
例えば、新規で3500万円を借り入れ35年ローンを組んだ場合、金利が1%だと毎月の返済額は9万8800円。
しかし、金利が1.25%に上がると10万2930円となる。
こうした状況から、金利が変わらない固定金利を選ぶ人もいた。
固定金利でマイホームを購入する男性:
“変動(金利)はどうなるかわからないよ”という話は聞いていたので、今のうちに買っておこうと思って。
今後も利上げは加速していくのか。

日本銀行・植田和男総裁:
政策の局面が変化したと考えています。
経済・物価・金融情勢に応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えています。
(「イット!」9月18日放送より)

