アメリカ・ニュージャージー州のニューアーク国際空港で欠航や遅延が相次ぎ、運輸長官は管制塔システムの老朽化が背景にあるとの認識を示しました。
ニューヨークへアクセスができるとして利用客が多いニューアーク国際空港では、4月末から欠航や遅延が相次ぎ、6日も約100便が欠航しています。
背景には老朽化した管制塔システムがあり、4月28日には管制塔のレーダー画面が90秒近くにわたり消えるトラブルがありました。
このトラブルで管制官らが「精神的ショックを受けた」として業務から外れ、復帰できるまで45日間かかるということです。
ダフィー運輸長官はこの問題について、「現在の航空管制システムは25年から30年前のもので信じられないほど古く、フロッピーディスクや銅線を使っている」と指摘した上で、今週、最新鋭の設備に入れ替える計画を発表するとしています。