インド政府は、パキスタンと領有権を争っているカシミール地方で、パキスタンが実効支配している地域を攻撃したと発表しました。攻撃したのはテロリストの拠点だと主張しています。
インド国防省は7日、パキスタンと領有権を争っているカシミール地方のうち、パキスタンが実効支配している地域の9カ所を攻撃したと発表しました。いずれもテロリストの拠点だと主張しています。
パキスタンのメディアによりますと、インドがミサイルで3カ所を攻撃したと報道官が発表したほか、この攻撃でこれまで3人が死亡し、12人が負傷しました。
インドとパキスタンをめぐっては4月、カシミール地方のインドが実効支配する地域で観光客らが銃撃を受けて26人が死亡する事件が起きていて、両国の緊張が高まっていました。
これを受け、アメリカのトランプ大統領は「残念だ。早く終わることを願う」と語りました。