アメリカのベッセント財務長官は、関税をめぐる各国との交渉について、今週中にも一部の国と合意を発表できる可能性があるとの認識を示しました。
ベッセント財務長官:
おそらく今週中にも、いくつかの貿易相手国との貿易協定を発表する可能性があると考えている。
ベッセント氏は6日、連邦議会の公聴会に出席し、アメリカの関税措置をめぐる各国との交渉について、「多くの貿易相手国から非常に良い提案が提示されている」などと述べ、今週中にも一部の国との間で合意を発表できる可能性を示しました。
ただ、ベッセント氏は先週も同様の発言をしているほか、具体的な国名や合意の中身については言及しませんでした。
また、中国については「現時点では交渉を開始していない」とも明かしています。
一方、ベッセント氏はアメリカの1月~3月までの実質GDP(国内総生産)の伸び率が3年ぶりにマイナス成長になったことについて、「データには景気後退を示唆するものは何もない」と強調しました。