アメリカのトランプ大統領は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が中東の紅海などでの船舶への攻撃を止めると伝えてきたとして、空爆を停止する考えを表明しました。
トランプ大統領:
私たちは爆撃を停止する。フーシ派は降伏した。
トランプ氏は6日、記者団に対し、フーシ派から「これ以上爆撃しないでほしい。私たちはあなたの船を攻撃しない」と伝えられたと明らかにしました。
その上で「彼らの言葉を信じる」と述べ、フーシ派への空爆を直ちに停止すると表明しました。
アメリカ軍は、2025年3月からフーシ派の施設に大規模な空爆を行うなど攻撃を強化していました。
双方の仲介をしてきた中東・オマーンの外務省も停戦合意が成立し、紅海などでの航行の自由が確保されると発表しました。
紅海はヨーロッパとアジアを結ぶ重要な航路で、フーシ派の攻撃が停止されれば、国際的な物流網の回復が期待されます。
一方、フーシ派は、パレスチナ自治区ガザへの連帯として、イスラエルへの攻撃を続ける方針を明らかにしました。