健康な腸を維持するためには、定期的な排便が不可欠だ。

便秘を繰り返す人の中には、食べたものが口から出てくる腸閉塞を発症し、最悪の場合、手術が必要になることもあるので便秘を甘く見ず、早めに対策を取ろう。

便秘を予防する3ステップ

舛森医師が推奨する便秘を予防する3つの方法を紹介する。

【水分の補給】
ツルッとした便を出すためには水分が必要だ。
朝起きた時にコップ1杯の水や白湯を飲むことを習慣付けよう。

水分や食べ物が体内に入ると腸の動きが促進され、便通改善に有効だ。しかしコーヒーや緑茶には利尿作用があるため、水分補給という点では適さないことも覚えておこう。

(画像はイメージ)
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【3食食べる】
朝食をはじめ、昼食、夕食と3食しっかり食べる。
忙しい朝もバナナやヨーグルト、ゼリーだけでも良いので何か食べることを心掛けよう。

【運動やマッサージ】
運動をすることで腸の動きが促進される。
運動と休憩といったメリハリのある動きによって交感神経と副交感神経のスイッチを刺激し、体のリズムを作る。

また、大腸の中を便が移動する流れに沿って、お腹を下から上へ時計回りにマッサージすることも有効だ。お腹が温められ、動きが活性化することがある。

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そして栄養バランスも大切だ。
大腸がんをはじめさまざまな生活習慣病を誘発する牛肉や豚肉などの赤身肉、添加物が多く含まれる加工食品の食べ過ぎには注意しよう。