開幕から19日目となった大阪・関西万博。

建設工事の遅れなどで開幕に間に合わなかったインド館が5月1日、ついにお披露目されました。

ゴールデンウィークを迎え、連日にぎわう万博会場。

そんな中イギリス館を巡り、物議を醸す事態が。

「イット!」が取材したのは、4月27日に家族でイギリス館のレストランを訪れたという女性。

1セット5000円のアフタヌーンティーを注文しましたが…。

イギリス館を訪れた来場者:
運ばれてきたアフタヌーンティーセットにはスコーンが一つしかのってなくて、それに気づいた主人と娘がスコーンって確か2個って書いてなかった?というのが発端です。紅茶の方には紙コップにティーバッグが入っていて、ポットなどはなかったです。

メニューに2個と書かれていたスコーンが1つだけ。
さらに紅茶は紙コップにティーバッグを入れた状態で、お湯の量も足りなかったといいます。

イギリス館を訪れた来場者:
私は紙コップでの提供というのは一切不満はなかったんです。ただ、うちの息子はアフタヌーンティーが大好きな子なので、やはり食器に対するこだわりっていうのを期待していたんですね。でも運ばれてきたのが紙コップの紅茶だったので、やはりそこは彼にとってショックだったと思うんです。

女性が写真とともにSNSに投稿すると、「紙コップは悲しい」などのコメントが殺到する事態に。

万博のイギリス政府代表がSNSに投稿した動画では、紅茶をティーカップで飲む様子があったことなどを受け、女性は大使館に自らの思いを伝えるメッセージを送りました。

イギリス館を訪れた来場者:
改善できるのであれば改善していただきたいと。ただそれだけのつもりではあったのですが、思いがけず大使館の方から丁寧なおわびをいただいて本当に恐縮しております。

イギリス大使館からおわびのメッセージとともに“お茶会への誘い”を受けたといいます。

そして5月1日午後、イギリス大使館は公式SNSを更新。

大阪・関西万博イギリス政府代表のキャロリン・デービッドソンさん:
ご期待に十分お応えできなかったというご指摘を受け、すでにサービスの一部を改善いたしました。

指摘を受け、現在イギリス館では、紅茶を陶磁器のティーカップで提供しているということです。

関西テレビ
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