映像に映るのは、アツアツの鉄板の上でジュージューと音を立てながら豪快に焼き上げられるアメリカ産牛肉を使ったボリューム満点のハラミステーキです。
赤身のような肉々しさとジューシーさで人気のハラミがピンチを迎えています。
ヌーベルバーグ・清水恒章オーナー:
アメリカ産は特にすごいいきおいで値上げしている。今年の6月に20%近く、次9月にまた18%ぐらい上がるというので、どうなっちゃうのかな。
東京・墨田区にあるステーキ店「ヌーベルバーグ」では、原材料のアメリカ産ハラミの価格上昇が止まりません。
6月には約20%、9月にはさらに18%も上昇する見通しだと話します。
先週、多くの輸入牛肉を販売する神奈川県の「スーパーセルシオ和田町店」を訪れると、鶴田聡部長から「今現在米産の牛ハラミが100グラムあたり399円で販売。480円ぐらいには値段を上げなきゃいけないかな」といった不安の声が聞かれました。
担当者はハラミの仕入れ価格が毎月3から5%ほど上がっているといいます。
さらに、農畜産業振興機構によりますと、アメリカ産のハラミの卸売価格が2026年に入ってすでに約500円も上昇しているといいます。
こうした価格上昇の原因は、歴史的な円安に加え、牛の主な生産地であるアメリカでの干ばつです。
子牛の成長に欠かせない牧草が十分に育たず、牛の生産量が減少。
世界的な需要の高まりも合わさり、ハラミなどの内臓でも価格が上昇しているといいます。
大手焼き肉チェーンの「焼肉きんぐ」では7月9日から食べ放題コースの価格を改定し、100円から200円の値上げを実施しました。
また、食べ放題自体を断念するお店も出てきています。
比較的値ごろ感のあるメニューとして、大衆焼き肉を支えてきたハラミ。
急騰を続けるハラミに、清水オーナーからは「もうステーキやめるかな…」と悲痛な叫びが聞かれました。
墨田区でハラミステーキを提供する「ヌーベルバーグ」では、高騰を続けるハラミに決断を迫られていました。
ヌーベルバーグ・清水恒章オーナー:
史上最高値を毎月のように更新していくんじゃないかな。とにかく仕入れ価格に沿った販売価格にしてみて、お客さんがどう反応するかで、その商品やめるとか違うものを差し替えてやるとか。肉の価格がこれ以上上昇しないで下がるようであればいいが、その見通しがない。
見通しが立たないハラミショック。
今、苦境に立たされています。
