アメリカのバイデン大統領は20日、演説の中で中国の習近平国家主席を「独裁者」と呼びました。
バイデン氏は西部カリフォルニア州で開いた資金集めのイベントで演説し、中国国内の現状について「本当に経済的に困難な状況にある」と指摘しました。
その上で今年2月に中国の偵察気球を撃墜したことに触れ、「私がスパイ気球を撃ち落としたことに習氏が怒った理由は、気球がそこにあることを知らなかったからだ」、「独裁者にとっては、何が起こったかわからないというのは、大きな恥ずかしさだ」と習主席を独裁者と呼びました。
米中関係を巡っては19日、北京を訪問したブリンケン国務長官が習主席と会談したばかりでバイデン氏の発言は両国の緊張緩和に水を差す可能性もあります。