ススキノのホテルで男性が殺害後に首を切断され、親子3人が逮捕された事件。

 2審で懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を受けた精神科医で父親の田村修被告(62)が2月9日、判決を不服として弁護人を通じ最高裁判所に上告しました。

 この事件は2023年7月、ススキノのホテルで当時62歳の男性を殺害後、首を切断し頭部を持ち去ったとして田村瑠奈被告(31)が殺人の罪などで、修被告は瑠奈被告による殺害や自宅に頭部を遺棄することを手助けしたなど、4つの罪に問われていました。

 1審の札幌地裁は、殺人と死体領得のほう助の罪は認めず、死体遺棄と死体損壊のほう助の罪で懲役1年4か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

 この判決に検察、弁護側双方が控訴。検察側は1審で認められなかった殺人ほう助の罪などの成立を、弁護側は全面無罪をそれぞれ主張していました。

 1月27日に札幌高裁で開かれた判決で青沼潔裁判長は「死体遺棄は頭部を自宅に運び込んだ時点で終了している」と判断し、死体遺棄ほう助の成立を認めませんでした。

 一方、娘が頭部を損壊する場面をビデオ撮影した行為については「死体損壊の犯意を強化する重要な要素だった」として、死体損壊ほう助罪については、成立を認めました。そのうえで1審より刑の軽い懲役1年・執行猶予3年を言い渡しました。

 なお、母親の浩子被告(63)も札幌地裁で言い渡された懲役1年2カ月・執行猶予3年の有罪判決を受けて控訴していて、控訴審判決は2月19日に言い渡されます。

 一方、娘の瑠奈被告は札幌地裁が精神鑑定を行っていて、裁判の見通しはまだ立っていません。

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。