■かつては「非自民王国」「民主王国」と評されたが…議席得られず

中道改革連合の候補者はいずれの選挙区でも議席獲得には至りませんでした。陣営関係者からは、全国的に高市総理への支持が広がる中で、票を伸ばしきれなかったとの受け止めが聞かれました。

前回選挙まで続いてきた野党共闘の枠組みが大きく変わり、公明党の支持を取り込んだ一方で、新党としての名称や政策を十分に浸透させることが難しかったとされています。

民主党政権が誕生した2009年の総選挙では民主党候補が県内小選挙区を独占し、県内は「民主王国」とも評されました。しかし、今回、その流れをくむ中道改革連合は、これまでのような「非自民」の受け皿としての存在感を結果的に示すことができませんでした。


■1区 篠原孝さん「大きなうねりが作用した」

長野1区で敗れた前職の篠原孝さんは敗戦の弁で「このような結果は予想できなかった」「全国的な大きなうねりが作用した結果だと思っている」と振り返りました。

自民堅調を受けて「一つの方向にいきなり進んでいいのかということを、2週間で67か所を回る中で訴えてきた」ものの、議席を得られませんでした。


■2区 下条みつさん「肌感が違った、新しい選挙」

2区前職の下条みつさんは敗戦の弁で「力不足でこういう結果になり、本当におわびしたい」と陳謝しました。

選挙の手応えについては「以前も『郵政解散』とかやってきたが、肌感が違う感じしていたので、新しい選挙、やり方がだいぶ広がった感じがしている」と選挙戦自体の変化について言及。また「非常に大きな風、高市総理の強い支持の風があったのは間違いない」と語りました。

■3区 神津健さん「中道の立ち上げ、間違っていない」

3区前職の神津健さんは「これまで支えてくださった方々、そして中道改革連合を一緒に結成し、力を貸してくださった皆さんの期待に応えることができず、本当に申し訳ない」と敗戦の弁。

その上で、「新しく中道改革連合を立ち上げ、訴えてきたことは間違いではなかったと思っている」と語った一方、「結果がついてこなかったのは、自分の実力不足だった」と述べました。

■5区 福田淳太さん「とにかく時間なかった」 

5区に出馬した前職・福田淳太さんは「1年3か月という短い任期の中、さらに内閣支持率が高い状況。さらに解散から投開票まで過去最短となる中、とにかく時間がない戦いだった」と振り返りました。

「政策や思いを有権者に浸透させることができなかった」と述べ、「この地域、そして日本の未来を託して1票を投じていただいた皆さんに、心からお詫び申し上げたい」と陳謝の言葉を述べました。

■立憲・杉尾秀哉県連代表「ショック」

「中道」は立ち上げから日が浅く、各選挙区で、若年層や無党派層への訴求が課題として挙げられていました。また選挙戦後半には高市総理が自民党候補の応援に入るなど、自民への追い風を感じながらの選挙戦に。世代交代や独自政策を掲げて臨んだものの、政権選択を重視する有権者の判断の前に、中道改革連合は県内で議席を確保することができませんでした。

8日夜、立憲民主党県連代表の杉尾秀哉参院議員は「2009年の民主党政権の政権交代のときに当時の民主党が5選挙区全部勝った。今度はその全く逆のパターン。民主王国と言われ、羽田孜元総理の薫陶を受けた皆さんの羽田王国とも言われたが、その意味では(結果は)ショッキングではある。これからどう立て直していくかは、早急に取り掛からなければいけない」と述べました。

長野放送
長野放送

長野の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。