衆院選の北海道7区で、自民党の鈴木貴子氏が5回目の当選を確実にしました。
選挙戦で印象的だったのは、寒風の中、選挙カーから体を目一杯使って支援を呼びかける姿。かつて父・鈴木宗男参院議員が見せた全力の「箱乗り」を彷彿とさせるものでした。
第一声では「鈴木貴子、使って使って使って使って使い倒してください。人生は何があるか分かりません。政治も何があるか分かりません」と訴え、これまで支えてくれた人たちを思い出し涙を見せる場面も。同じ場にいた父・宗男氏も「過酷な政治の世界に娘が入り、今まさに正念場の戦いを迎えている。いろんなことを思いめぐらせて涙が出てくる」と目を潤ませました。
14年前、貴子氏が26歳で衆院選に初挑戦した際、宗男氏は「子どもを戦場に送るようなもの」と複雑な心境を口にしていました。しかし、そこから貴子氏は負け知らず。「宗男の娘」にとどまらない政治家として成長を遂げてきました。
選挙戦終盤には、宗男氏の盟友である歌手の松山千春さんも駆けつけました。「何と言ってもお父さんは鈴木宗男です…言わない方がよかったかな」と会場を笑わせた後、「大空と大地の中で」の一節を披露、愛娘の戦いを後押ししました。
最終日、最後の訴えの場にはやはり父の姿がありました。宗男氏が「皆様のおかげで鈴木貴子、正々堂々の戦いであります」と声を張り上げると、貴子氏は「最後の最後まで鈴木貴子は必死の本気を出し尽くしていきます」と力強く宣言。親子で会場を盛り上げ、選挙戦を締めくくりました。
自民党の広報本部長として全国を飛び回りながらも、父が築いた強固な地盤で戦いを優位に進めた貴子氏。親子二人三脚の選挙戦で、5選を勝ち取りました。