文部科学省の文化審議会は1月23日、高知県大豊町に伝わる「碁石茶」と中土佐町久礼八幡宮の秋の例祭「御神穀祭」を重要無形民俗文化財に指定するようこのほど文部科学大臣に答申しました。指定されれば46年ぶり、県内の重要無形民俗文化財はあわせて4件となります。

大豊町の「碁石茶」は主に四国地方に残る「発酵茶」のひとつで、酸味のある独特の風味が特徴です。「ムロ」とよばれる部屋で茶葉を寝かせて発酵させ、さらに木桶で2度の発酵の工程を経るなど昔ながらの道具で伝統的な製法を今なお続けています。

大規模な行列を組んで巨大な松明を社殿に運び込む、中土佐町久礼八幡宮の「御神穀祭」は毎年地区で持ち回りの「トウヤ」が豊作への祈りや感謝を込めて神に特別な供え物を準備します。

供え物のひとつ、米飯は麹と水を加えて酒として奉納されるなど日本の祭りの様相や変遷を知る上で貴重だとされています。「碁石茶」と「御神穀祭」は官報に告示されたあと、3月にも重要無形民俗文化財に指定される予定です。県内では「吉良川の御田祭」と「土佐の神楽」に続き46年ぶりの指定で、これであわせて4件となります。

高知さんさんテレビ
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