北欧のノルウェーで、皇太子妃の長男という王室に近い人物が性的暴行など38件の罪に問われた裁判に、世界的な注目が集まっています。

重大事件で裁かれているのは、ノルウェーのメッテ=マリット皇太子妃の長男マリウス・ボルグ・ホイビー被告(29)です。

ホイビー被告はメッテ=マリット皇太子妃がホーコン皇太子と結婚する前に生まれた子供で、王位継承権などはありません。

ホイビー被告は1997年1月に生まれ、幼少期は愛らしい存在「リトル・マリウス」と呼ばれ、国民に親しまれてきました。

2004年には、妹にあたる皇太子夫妻の第1子が生まれ、ポケットに手を入れて誇らしげな表情で歩く姿が見られました。

写真撮影の時には少し緊張しているような様子も。

2017年、20歳の時、ホイビー被告は「民間人として生きたい」との意向を表明し、公の場から退いていました。

しかし2024年8月に、ホイビー被告は元交際相手に対する暴行の容疑で逮捕。
その後も複数回逮捕され、3日に行われた刑事裁判では性的暴行や家庭内暴力、マリファナの受け渡しなどを含む38件の罪で起訴されました。

弁護側は今回の裁判にあたり、「長い間この日のために準備してきたにもかかわらず、彼の状態はあまり良くない」と現在のホイビー被告の様子について語りました。

現地メディアによると、ホイビー被告は短い休廷のあと、体が時折震え、手を強く握りしめる様子も見られたということです。

初日の法廷では、ホイビー被告は主な起訴内容を否認した一方、スピード違反、無免許運転など一部の軽い罪を認めています。

世界が注目する裁判は3月19日ごろまで続く見通しです。