OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1978年(昭和53年)2月3日に現在の岡山市北区で撮影された映像です。
◆約1200年の歴史
岡山市北区の最上稲荷では午前10時から恒例の「節分追儺(ついな)式」、豆まきが行われました。
最上稲荷の三大祭典のひとつで、1200年の歴史を持つこの行事は、立春の前日に当たる節分の日に豆を投げて厄をはらい、参加者をはじめ人々の健康と幸せを願って福を呼び込むものです。
◆この年は歌手の畠山みどりさんや漫才師のWヤングさんなどが豆まき
当時の資料によるとこの年は、「恋は神代の昔から」などのヒット曲で知られる演歌歌手の畠山みどりさん、漫才師のWヤングさんなどのタレントが招かれ、はかま姿の福男・福女とともに5回に分けて豆まきが行われました。
◆「鬼は外」は言わない豆まき…その理由は?
用意された豆袋は6万袋。「福は内!福は内!」という掛け声で、大勢の参詣者が「幸運」をつかもうと右に左に、波打つように動きます。最上稲荷では鬼も排除せず、改心させるという考え方から「鬼は外」と言わず、「福は内」を繰り返すのが習わしです。
◆参拝客のお目当て…「福」と豪華賞品
5回行われた豆まきで、推定5万人ともいわれる参拝客のお目当ては、その年1年の「福」はもちろんのこと、豪華賞品が当たる「福券」が収められた豆袋です。賞品の数は、カラーテレビ・洗濯機・ラジオなど、当時の人気家電を中心に2500点を超えていました。
◆豆まきは現在も継続
2026年の「節分豆まき式」は2月3日(火)午前10時から、タレントのゆうちゃみさん、お笑い芸人の東京ホテイソンさんら3組のゲストを招いて行われました。用意された福豆の数は約10万袋ということです。