自宅で同居する父親を殴るなどして死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている秋田市の無職の男の裁判員裁判で、秋田地方裁判所は30日、男に懲役6年の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、秋田市泉中央の無職・石川達士被告(58)です。
石川被告は2025年5月、自宅で同居する当時87歳の父親の頭や顔、それに背中などを拳で複数回殴るなどの暴行を加え死亡させたとして、傷害致死の罪に問われています。
今回の裁判の争点は、被告人に言い渡す刑の重さ、量刑です。
秋田地裁で30日に開かれた判決公判で、岡田龍太郎裁判長は「被告は被害者の頭に脳挫傷の傷害を負わせるほどの強い力を多数回加えた。高齢で体格差のある無抵抗の被害者に執拗に暴行を加えた犯行は、危険かつ悪質なものである」と指摘しました。
その上で「過去にも父や兄に暴行を加えて警察に通報され、二度と暴行しない旨の書面を作成したにもかかわらず、短絡的に犯行に及んだことは強い非難に値する」として、石川被告に懲役6年の実刑判決を言い渡しました。検察の求刑は懲役8年でした。