大川原化工機をめぐる冤罪事件を受けて、警察庁は30日、勾留中に胃がんが見つかり亡くなった元顧問の遺族らを警察大学校に講師として招き、講義を行いました。
「大川原化工機」を巡る冤罪事件では、元顧問の相嶋静夫さんが勾留中に胃がんが見つかり、保釈請求が認められず亡くなりました。
その後、相嶋さんの起訴は取り消され捜査の違法性が認められて無実が明らかになっています。
警察庁は30日午前、府中市にある警察大学校で、全国の警察の幹部候補生を対象にしたカリキュラムの一環として、相嶋さんの長男と弁護士を講師として招き、冤罪事件についての講義が行われました。
講義は相嶋さんのご遺族から「警察学校で話す機会を設けてほしい」との要望を受け実現したもので、警察庁の外事課長など幹部も聴講しました。
警察庁幹部は「このような機会を通して適正な捜査を徹底し再発防止に努めてまいりたい」とコメントしています。
警察が冤罪事件の被害者遺族を招いて、講義を行うのは異例のことです。