各党の党首が続々と近畿・徳島入りしている。
党首が応援に駆けつける背景には何があるのか。各党の内情を取材した。

■高市総裁が姫路入りで駅前熱狂

衆議院選挙が始まり、近畿・徳島の選挙区には、続々と各政党の党首が演説に入っている。

選挙戦でおなじみの党首の応援演説だが、票の掘り起こしのために激戦区に入るケースが多く、選挙結果を大きく左右することもある。

自民党の高市総裁は、29日、兵庫県に入り、公認候補者3人の応援演説に駆けつけた。

姫路入りした高市総裁
姫路入りした高市総裁
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■高市人気にあやかりたい候補者続々 “直接の演説依頼控えて”異例の呼びかけ

吉原キャスター:自民党候応援に高市総裁が姿を見せました。姫路駅前です。大変な注目度です。総理を一目見ようとご覧のようにたくさんの人が詰めかけています。

高市総裁の応援をめぐっては、選挙対策委員長がこんな呼びかけを行っている。

選挙対策委員長:総裁個人への直接の連絡や、事務所スタッフへの個別のご依頼は、お控えいただき…。

高市総裁の応援演説を依頼する候補者が後を絶たず、“異例”のお達しが出ているのだ。

背景には…高市総裁の高い支持率がありそうだ。

FNNの世論調査では、高市内閣を「支持する」と答えた人の割合は回答者全体の70.8%。一方で自民党を支持すると答えた人は36.0%で乖離が見られる。

応援演説に来てもらうことで、その人気にあやかりたいと考える候補者が多くいるとみられる。

人がつめかけた高市総裁の応援演説
人がつめかけた高市総裁の応援演説

■有権者も混乱 連立組む自民と維新が同じ選挙区に候補者擁立

ただ、高市総裁が29日に入った選挙区には連立を組む日本維新の会も候補者を擁立していて、高市総裁が演説した1時間半前には、吉村代表も同じ駅で演説をしていた。

兵庫県の日本維新の会の関係者からは、高市総裁の演説について、「盛り上がっているのは確か。こちらもコツコツやっていくしかない」という話も聞こえてくる。

有権者:まさに高市パワー満開。私、維新の演説先ほど聞いてきました。どちらかというと維新寄りだったんですけど、やっぱり自民に過半数取っていただきたい。

有権者:維新の会も自民党も同じ連立政権やけど2人も候補出てしまったら…。候補分けてやったらええんちゃうとか思うんですけど。

与党の間で、こうした応援演説が選挙後、どのような禍根を残すかは未知数だ。

日本維新の会・吉村代表
日本維新の会・吉村代表

■「斉藤共同代表に来てもらえるのはありがたい」元立憲の中道候補者が熱望

一方、中道改革連合の演説には、公明党のトップだった斉藤鉄夫共同代表の姿が。

吉原キャスター:公明党の支持者の方々も多く詰めかけている、この選挙ならでは。選挙の景色が変わっています。

立憲民主党と公明党が合流する形で結成された中道改革連合。関係者からは、こんな声が聞こえてくる。

立憲民主党関係者:同じ旗のもとに結集した統合の象徴として、斉藤共同代表に来てもらえるのはありがたい。

元立憲の候補者たちは、各選挙区に数万あるとされる公明支持者の票を固めるために、元は敵方だった斉藤共同代表の応援演説を熱望しているようだ。

代表が来ることで支持者にはどんな影響があるのだろうか。

公明党支持者:やっぱり今まで違う党やったから、私らは公明党一本で来ているのでちょっと違和感あったけど、斉藤代表の言葉を聞いて一緒になってやっていかなあかんなと決意しました。

斉藤共同代表
斉藤共同代表

■「権力は時に間違うから」国民の玉木代表は京都市内の街頭で演説

また、国民民主党の玉木代表は29日、京都市内で街頭に立ちました。

国民民主党・玉木雄一郎代表:与党だけに任していたのでは、正しい方向にいかないときがある。権力は時に間違うから、それを間違わないようにチェックして、正しい方向に行く。

玉木代表
玉木代表

■てこ入れにつながる“頼みの綱” 代表による応援演説

ほかにもこれまで、共産党の田村智子委員長など各政党のほとんどの党首が既に近畿・徳島に入っていて、支持拡大を図っている。

各候補者にとって、代表による応援演説は、支持固めや、てこ入れにつながる“頼みの綱”。

衆院選が中盤戦に突入する中、街頭演説はさらに熱を帯びそうだ。

(関西テレビ「newsランナー」2026年1月29日放送)

共産党の田村委員長
共産党の田村委員長
関西テレビ
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