もうひとつは行動学や心理学を使ったテクニックだ。「パブロフの犬」で有名な古典的条件づけを活用する方法で、具体的には「嫌いなものを好きにする」という条件づけをいとぅー先⽣は提案する。
やり方はいたってシンプル。大好きなおやつの時間に爪切りを持ちながら、愛猫の手足をほんの数秒触る。最初は触るだけで切らなくてもOK。
そして嫌がる前に必ずやめるのがポイント。これを地道に繰り返し、段階的に爪切りを進めていくというのだ。
「手足を触っても嫌がらなくなってきたら、爪を1本だけ切ります。次の日は2本、翌日は3本、といったように徐々に切る本数を増やしていくのです」
根気が必要とされる方法だが、かわいい愛猫のためなら試す価値はあるのではないだろうか。
爪を切るときの注意ポイント
他にも爪を切る際のポイントがある。もし愛猫が前足の爪を切るときに嫌がっている場合、あなたは前足を横に引っ張るようにしていないだろうか。
実は猫には鎖骨がないため、前足を横に動かすと痛みを感じやすいのだそう。代わりに縦(前後)の動きは得意なので、前足を前方に優しく引っ張るような体勢で切るといい。
また初心者の場合、どこまで切ればよいのか悩むことだろう。基本的には肉球を軽く押して爪を出して切るのだが、猫の爪をよく見ると赤い筋のようなものが見える。
血管があり神経が通っている部分で、ここを切られるとすごく痛い。爪切りはこの手前までが目安となるが、もっと手前でも全く問題ない。
