旭化成と三菱ケミカル、三井化学の3社は、1月27日、倉敷市の水島コンビナートで運営するエチレンの生産設備を、2030年度をめどに停止すると発表しました。

水島の生産設備は現在、旭化成と三菱ケミカルの合弁会社が運営していますが、生産を終了します。約100人の従業員は配置転換し、雇用は維持します。生産終了後は三井化学が運営する大阪府高石市の設備に集約します。

水島の設備は生産終了後に撤去され、跡地は2030年度以降に生産体制のグリーン化につながる用途での活用を3社で検討します。

また3社は、エチレン生産体制のグリーン化を進めることでも連携することにしています。旭化成が開発中のバイオエタノールからエチレンなどを作る初期生産設備を、水島に設置することも発表していて、2034年度の商用生産開始を目指すとしています。

◆エチレンはプラスチックなどの基礎材料

エチレンはプラスチックなどの化学製品の基礎材料です。日用品などにも幅広く使われ、原油由来のナフサなどから生産されています。

東京の石油化学工業協会の調べでは、2025年12月の国内のエチレン製造プラントの稼働率はは77.1%(速報値)です。

好不況の目安ともいわれる90%を下回っていて、内需の低下や中国の増産などが背景にあるとみられています。

岡山放送
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