今季最強級と言われた寒波による厳しい冷え込みが、ようやく落ち着きを見せ始めたかと思いきや、気象庁からは「10年に1度の著しい低温」が今週半ばから到来するという、新たな警戒情報が発表されました。

特に近畿・東海・北陸地方では、水曜日から木曜日頃にかけて厳しい寒さが予想されています。

■「早期天候情報」って何?10年に1度レベルの低温に警戒

気象予報士の浅田麻実さんによると、あまり耳慣れない「早期天候情報」という特別な情報が発表されているといいます。

「この情報が出ているときというのは、過去の統計と比較しても”10年に1度レベル”の著しい何か違うものが起きるんじゃないかというときに発表される情報なんです」と浅田さんは説明します。

この情報には雪に関する内容も含まれていますが、今回特に注目すべきは、「低温に関する警告」です。

特に近畿、東海、北陸地方では水曜日から木曜日にかけて気温が大幅に下がる見込みで、十分な注意が必要とのことです。

■週末まで続く長期寒波 名古屋や大阪も氷点下に

浅田さんは上空の冷たい空気の動きを解説しました。

26日から27日にかけては一時的に北方の「紫色」で示される最強寒波は引き込むものの、その後再び冷気が南下してくるといいます。

「木曜日、金曜日は特に近畿地方から東日本、北日本にかけてはこの冷たい空気に覆われる予想となっています」と浅田さん。

週間予報によると、場所によっては日中の気温が10度に届かない地域があり、冷たい風も吹く見込みです。

朝晩はさらに冷え込み、北日本や日本海側では毎日最低気温が氷点下になるとのこと。西日本や東日本でも名古屋では0度やマイナス1度、晴れ間が出る大阪でも最低気温が2度や1度になると予想されています。

「今回の長期寒波、まだちょっと週末にかけて居座る予想です」と浅田さんは締めくくりました。

■危険なブラックアイスバーンに注意 見た目は濡れた路面、実際は凍結

番組では低温によってもたらされる「ブラックアイスバーン」という危険な路面状況についても警鐘が鳴らされました。

ブラックアイスバーンとは、一見濡れて黒く見える路面が実際には表面が凍っている状態を指します。

専門家とともに行われた実験では、スタッフが凍結した路面で少し強めにブレーキを踏むと、車がコントロールを失って滑る様子が映し出されました。

「急発進、急ハンドル、急ブレーキはもう雪道凍結路面では絶対しない方がいいですね」と専門家は警告しています。

特に危険なのは、見た目では濡れた路面と区別がつきにくい点です。JAFが行った実験では、通常の濡れた路面では時速40kmで走行した車がブレーキを踏んでから約11mで停止できたのに対し、ブラックアイスバーン状態では約69mもの距離を要したことが示されました。その差は50m以上にもなります。

今週半ばからの「10年に1度」という厳しい寒さに備え、特に車を運転する方は路面状況に十分注意し、急な操作を避け、安全な速度で走行するようにしましょう。

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年1月26日放送)

関西テレビ
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