知床沖で遊覧船が沈没した事故で業務上過失致死の罪に問われている運航会社社長の裁判が釧路地裁で開かれ、会社の元従業員が証言しました。
2022年4月、知床半島沖で乗客乗員26人を乗せた遊覧船「KAZU1」が沈没し、20人が死亡、6人が行方不明となった事故。
運航会社の社長・桂田精一被告は、悪天候が予想される中、船を出航させたとして業務上過失致死の罪に問われています。
なぜ船を出したのか。21日に釧路地裁で開かれた4回目の裁判で桂田被告の部下だった元従業員が証言台に立ちました。
元従業員は事故の前年、悪天候の中、桂田被告の要望でチャーター便を出航させたことがあったと証言。当時の状況を「転覆が頭に浮かんだ」などと話しました。
また、知床遊覧船と同じルートをめぐる、別の遊覧船の運航管理者も証言。
事故当日の海の状況をふまえれば「当社では出航判断はしない」と証言しました。
次回の裁判は2月16日に開かれます。