小正月の伝統行事、「どんと祭」をめぐって、ごみの持ち込みが相次いでいるとして、仙台市内の神社が頭を悩ませています。現場を取材しました。
「どんと祭は正月飾りや神符、御守をお焚き上げする神事で、なんでも持ち込んでいい訳ではありません」
SNSでこのように注意をよびかけたのは、仙台市内の神社。
実際に持ち込まれたものの写真をみると、明らかに正月飾りでは無いものが…。
実際に現場に行ってみると…
仙台八坂神社宮司 佐山崇さん
「個人の方々の年賀はがきですとか、使用済みになったお財布ですとか、あと宝くじ、カレンダーの方など納められておりました」
さらに、個人名も書かれている「給与明細」まで!
1月14日、神社で行われた「どんと祭」で、持ち込まれたものです。
仙台八坂神社宮司 佐山崇さん
「中には空き缶や瓶、そういったものも混在していました。一般的なごみですね。家庭で捨てていただくようなもので、それをこういった神事の場に持ってきていただくのは、ちょっと違うかなと思うので物申したい」
14日、宮城県内各地で行われた「どんと祭」。
正月飾りを燃やした「御神火」にあたることで心身が清められ、一年間の無病息災や家内安全が得られるとされる神事です。
しかし、仙台八坂神社では、関係のないものの持ち込みに、毎年、頭を悩ませています。
仙台八坂神社宮司 佐山崇さん
「以前、どんと祭の納める物の中に爆発物が混在する事例が過去に実際ございまして、幸いその時は大きな被害は出なかったが…」
過去には、使用済みのガスボンベが持ち込まれ、お焚き上げ中に爆発。参拝者の服の一部が焼けたこともありました。
記者リポート
「神社ではどんと祭に納められるもの、納められないものとして、事前に案内を出していました」
SNSでの投稿や折り込み広告を出すなど、事前の周知も図っているほか、爆発事故が起きた以降は、持ち込み物の事前確認も徹底しています。
しかしそれを逃れるように、夜遅くに持ち込まれるという悪質な行為も多いといます。
参拝者からも厳しい声が聞かれました。
「神様が宿っているのでこういったものは納めるべきではないと思っています。ばちがあたります」
仙台八坂神社宮司 佐山崇さん
「正月飾りをはじめ、一年間お守りをいただいたお札やお守りをおたき上げすることによって、御神火に当たることで、無病息災や家内安全を祈念するお正月の締めの神事なので、そのあたりをしっかりとご理解していただきたい」