2026年9月に開幕するアジア・アジアパラ競技大会で、実施競技に追加するよう求められている「テックボール」。日本ではなじみが薄いですが、一体どんな競技なのでしょうか。

■卓球台でサッカー!? 欧州発の新スポーツ

1月11日、名古屋金城ふ頭アリーナで、中学生のフットサルの試合が白熱するかたわらで、台を使ってサッカーボールくらいのボールを蹴る男性たちがいました。

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このスポーツは、ハンガリー発祥の『テックボール』。卓球台のような台の上で、サッカーのようにトラップ、リフティング、ヘディングでボールを相手コートに返し、得点を競います。

サッカーと同じで腕や手は使えず、3回までのボールタッチで相手に返さなければなりません。そして特徴的なのが…。

納富翔大選手:
「台がちょっと湾曲しているんですよね、くにゅっと。一直線になっていると、スマッシュを打った時にバウンドして飛んでいっちゃうんですよ」

競技性が考えられた専用のテックボール台に、フットサルをしていた中学生たちも興味津々。体験してみると、普段からボールに親しんでいても、この台の上でのラリーは難しい様子。

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中学1年生:
「見た時は簡単そうだと思ったけど、やってみるとすごく難しくて。でも楽しかったです」

この日、子供たちに教えていたのは、4人の日本代表選手です。

愛知県東海市出身の納富翔大(のうどみ・たかひろ)選手は、お笑い芸人「どみっしゅ」として活動しています。

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納富翔大選手:
「本業は芸人をやっておりまして、サッカー・元ブラジル代表のマルセロ選手のモノマネをして」

軽々とスマッシュを決める男性は、日本テックボール協会会長にして、寝転びながらリフティングのギネス世界記録保持者・早稲昭範(わせ・あきのり)選手です。

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早稲昭範選手:
「ビーチにおけるテックボール国際大会で世界チャンピオンになりまして」

■アジア大会の追加競技に!?普及には課題も

多彩なプレーヤーたちが世界レベルに引き上げつつある日本のテックボールですが、普及に向けては、課題があります。

早稲昭範選手:
「テックボールはこの台があってテックボールになりますので、台をいかに一般の皆さんに体験していただけるような施設に導入していくかは、協会としての課題です」

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テックボール台が設置されているのは、愛知県内では高校などわずか3か所と、体験できる場所が限られていますが、2026年秋に開催されるアジア大会で、主催者のOCAがテックボールを競技に追加するよう求めています。

一方、組織委員会はテックボールを追加するかについて「協議中」としていて、アジア大会で実施となれば注目度が増すことになり、納富選手も気合が入ります。

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納富翔大選手:
「地元開催ということで、地元で日本代表になってプレーできたら、親に恩返しできるかなと。40歳なんですけど、40歳でも第一線でプレーできることが魅力的なので、盛り上がっていきたいと思っています」

東海テレビ
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