実際にコメを扱う業者では新たな課題も出てきている。

米を備蓄している倉庫。全国的にコメ余りも話題になっているが、この米店では備蓄量はそれほど多くない。福島県会津若松市で300年以上続く米の販売店「山城屋」。現在、米の販売業者の間では、販売先が決まらず在庫が溢れる現象が起きているという。
山城屋・大須賀啓次代表は「(理由の1つは)高すぎて国産米が需要が減ったっていうことですね。外国産米が入ってきてそれが一部国産の需要を食いつぶした、それから備蓄米もそうですよね」と話す。

2025年は一時的なコメ不足から値段が高騰、政府は備蓄米を放出し対策したものの、こうしたコメ不足の経験が販売業者に影響を与えている。
山城屋・大須賀代表は「(売るものが無くならないように)少しでも多く集めたいって心理が働いてましたから、(今は)金額的にも倉庫のスペースの量も随分困ってらっしゃるんじゃないかなって思います」という。

去年、国産米は豊作だったにも関わらず、高値で取り引きされたため農家からのコメの買取り価格はこの2年で3倍にまで上昇。コメの高騰が消費者のコメ離れを生み、消費量が減ってきたことで在庫を抱えるリスクが生じている。
山城屋・大須賀代表は「途中で供給出来なくなってもいいいから売れ残りがないように仕入れしたいと思って。2割くらい抑えたので」と話す。
山城屋では入荷量を例年より2割から3割減らし、在庫を抱えないよう調整していきたいということだ。

コメの価格は、高止まりの状態が続いている。
農林水産省が9日に発表したコメ5キロの平均価格は、前の週と比べて93円高くなり、4416円だった。
最高値を2週ぶりに更新したが、今後については安くなる観測が強まったことを示す調査もある。2026年もコメ価格の行方が注目されそうだ。

福島テレビ
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