去年の大郷町長選挙で公職選挙法違反があったとして、石川良彦町長について警察の捜査が進められているなか、落選した田中学前町長は、1月13日、新たに2件の違反疑いで、石川町長などを刑事告発しました。

田中学前町長は、去年8月の大郷町長選挙で、大規模なサッカー場を整備し、町に人を呼び込むスマートスポーツパーク構想=SSP構想の推進を訴え、およそ500票差で落選しました。

石川町長をめぐっては支援者の男性が選挙期間中、町内の路上で候補者の名前が書かれたタスキを着用したとして、石川町長と男性が公職選挙法違反の疑いで去年、刑事告発され、現在、県警の捜査が進められていますが、田中前町長は13日、当時その場に町議の石垣正博議長と高橋重信副議長がいて、公選法違反にあたる行為と認識しながらタスキ着用を止めず、共同正犯が成立するとして、2人についても新たに刑事告発しました。

写真を撮影した町民
「選挙法に詳しい議員さんがいたので、なぜこういうの注意しないのかなと思いました。組織ぐるみの影武者行為だったと思います」

仙台放送の取材に対し、石垣正博議長は「タスキを付けた男性は背中側にいたので、気付かなかった」と話し、高橋重信副議長は「タスキを付けたのは短い時間で、注意するとすぐやめた」としています。

大郷町 田中学前町長
「公明正大な政策論争を堂々とやって、その結果として町の将来が担保されるべき」

告発された、石川町長は…。

大郷町 石川良彦町長
「詳細に把握していないので、なんとも答えようがない」
Q. 別の方がタスキ着用したこと認識していなかった?
「そうですね、その時はわかりません」
Q. 町議が居合わせたことは?
「それも後から分かった」

また、田中前町長は石川町長の選対本部長だった男性が、有権者に対し「SSP構想の盛り土には国の土が来る。ということは、福島の汚染土が混じるから絶対にダメだ」などという、うその情報を流した疑いでも、公選法違反だとして刑事告発しました。

告発された選対本部長
「定かではないし、よく覚えていない。事務所の中ではそういう話、盛り土について危惧するというのはあった」

仙台放送
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