日本が中国に輸出する日本酒などの通関手続きに、一時遅れが出ていたことが分かりました。
複数の業界関係者によりますと、2025年11月末から12月にかけて、日本が中国に輸出する酒や食品類の通関手続きが通常より約2週間から3週間遅れるケースが確認されたということです。
このうち日本酒では、日本国内での輸送経路の詳細な報告などこれまで必要のなかった資料の提出や書類の再提出を求められる例もあり、手続きに時間がかかったとしています。
ただ、こうした通関手続きの遅れは通常に戻りつつあるということです。
中国政府は、日本渡航への注意喚起や軍民両用品目の輸出禁止などの措置も発表していて、今回の対応も経済的な圧力の一つとみられます。
中国側の対応について木原官房長官は「民間企業の個別の取引についてコメントすることは差し控えなければいけないが、一般論としては我が国の農林水産物、食品の海外輸出が円滑に行われることは重要であると考える」と述べた上で、状況を注視しつつ必要な対応を行うと強調しました。
鈴木農水相:
我が国の農林水産物、食品の海外輸出が円滑に行われることが重要ですから、普段より中国当局と必要なやりとりを行っている。その逐一の内容について明らかにするのは差し控えさせていただきたい。
農林水産省は具体的な品目や数は把握できていないとして、状況を注視していく方針です。