「ロキソニン」や「アレグラ」など、病院から処方された薬の負担額が、来年から増えるかもしれません。

医師たちも頭を抱える実情を取材しました。

◆街の人 80代
「整形外科で湿布薬をもらっています」

Q.頭痛薬はよく使う?
◆街の人 30代
「そうですね。(値段が)上がったらちょっと困るかもしれない」

解熱鎮痛剤のロキソニンや、花粉症対策のアレグラなど、ドラッグストアで手軽に購入できる市販薬のことを「オーバー・ザ・カウンター」、「カウンター越し」という意味の「OTC医薬品」と呼びます。

一方、病院などで医師が処方する、市販薬と成分や効能がほぼ同じ処方薬は、「OTC類似薬」と呼ばれます。

◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「アレルギーの薬だとか、いわゆる湿布薬だとか、いろんな種類、多岐にわたってOTC類似薬というのはある」

Q.ほとんどの患者に当てはまる?
「そうですね」

OTC類似薬は、健康保険が適用されるため、現在、患者の自己負担額は年齢や所得に応じて、薬剤費の「1割から3割」となっています。

全7000品目にのぼるこのOTC類似薬について、現在、自民党と日本維新の会が、ロキソニンやアレグラ、保湿剤のヒルドイドなどを含む約1100品目を対象に来年3月から負担額を上乗せする案で合意したのです。

増え続ける医療費の削減が目的で、薬剤費の25パーセントを「特別料金」として徴収する内容です。

例えば、薬剤費が2000円の薬の場合、現行の3割負担では600円の負担となります。

これが新たな制度となった場合、2000円の25パーセント、500円が特別料金となり、残る1500円の3割を合わせた950円に負担が増えることになります。

◆街の人 20代
「きつい思いをして病院に行っているので、さらにそこからお金もかかってくるとなると精神的にもきついことはあるんじゃないかなと思う」

◆街の人 40代
「『しょうがないことなのかな』とも思う。『誰かが負担していかないと制度が維持できない』ということか」

福岡市にあるクリニックの山本院長は、「医療費の削減は重要な課題」とした一方で、現場での混乱を不安視しています。

◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「倍まではいかないにしても、かなりの負担になってくると思う。実際、患者が来た時には『なんでこの値段?』となるだろう。『しっかり説明していく』という医療側の責任が出てくる」

その上で、負担の増加による患者の病院離れを危惧しています。

◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「値段の負担が高いので、『(病院は)やめようか』となると、病気の早期発見や正しい治療とかにつながらないという可能性は若干危惧する」

テレビ西日本
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