チームみらいの安野党首は8日の定例会見で、自身の参院議員としての資産等報告書に誤りがあり訂正したことを明らかにし、陳謝した。安野氏は誤りの内容について、「株式数を書くべきところにドルベースの時価評価額の数字を記入」してしまい、「数字は2桁ほど過大だった」と説明し、実際の株式評価額は約1億円、公開対象の総資産は約5億円だという。
安野氏が提出した資産等報告書の訂正前の保有株式の記載は、アマゾン10万3008株、アルファベットが27万7718株、エヌビディアが21万3444株などとしていた。
これを元に一部で、安野氏の株式資産は数百億円規模だとの情報が広がっていた。
しかしこれらの記載は実際の株数ではなく、2025年7月31日時点のドルベースの時価総額の数字で、正しい株数はアマゾンが440株、アルファベットが1440株、エヌビディアが1200株などだったという。
その上で株式の総評価額は約1億円、公開対象の資産の総額は合計約5億が正しいと説明した。
誤記載の原因については「実際の保有株式数を確認できるのが本人しかおらず、秘書を含め第三者によるダブルチェックができるものではなかった」と説明し、「私個人が誤りに気づかず、そのまま提出してしまったということだ。誠に申し訳ございません」と頭を下げた。
記載ミスが起こらないような仕組みの必要性を問われた安野氏は、「資産公開自体は意味があると思う」とした上で、「現状の資産公開にもっとよくできる余地がある」と公開データへのデジタルアクセス改善の必要性などに言及した。
チームみらいは国政政党になって164日の小さい政党ながら、先日閣議決定された政府の人工知能基本計画にはチームみらいが提言した4項目が盛り込まれた。安野氏は会見で2026年の目標として「遅い政治を速くする」ことを掲げた。
2026年は、国民が国会に要望を提出する請願の電子化などを進める「デジタル民主主義の実装」や「みらいまる見えツール」などを使った「ルールとツールの両輪での政治とカネ問題の解決」などを注力する政策として掲げていて、どこまで実行できるか注目が集まる。