「ツイセキ」です。
年末年始、帰省や旅行などで車を運転した人も多いかと思いますが、その一方で、車のトラブルが一年で最も多い時期でもあります。
そんなトラブルの現場に駆けつける、『車の救世主』に密着しました。
自動車のエンジンが故障・・・
【JAF広島支部・谷口智久さん】
「あーなんか…あまりよろしくない感じの音ですね」
タイヤが破損・・・
【ドライバー】
「走れるっちゃ走れる」
【JAF広島支部・谷口智久さん】
「でも怖いと思いますよ」
【竹内記者】
「どうやったらこうなるんだ?」
ブレーキの故障・・・
【JAF広島支部・谷口智久さん】
「ブレーキが外れない?。このブレーキです?」
【女性】
「だめなん?」
【JAF広島支部・谷口智久さん】
「中がおかしいんか…」
【女性】
「ショックですよ…」
突然のトラブルに、戸惑いや不安を感じるドライバーたち。
その、救世主となるのがー
依頼者との電話・・・
【JAF広島支部・谷口智久さん】
「恐れ入ります。わたくしJAF広島支部の谷口と申します」
24時間365日、昼夜問わず依頼が舞い込む「JAF」
車のトラブルが起きた現場へ急行する救援活動の最前線を追いました!
12月29日 午前7時
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「ここからが慌ただしいんですよ。7時から“よーいどん”なんで」
大みそかを目前にした先月29日。出動の準備に取り掛かっていたのは、JAF隊員歴14年の谷口智久さん(39)
レッカー車を走らせ、着いた現場は、広島市安芸区の住宅街。
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「えーと、どんなですかね」
【救援要請者】
「見た感じ、きのうは車を出してから見たんで(オイルが)にじんでいるような感じだったんで」
前日の夕方に下り坂を走行中、車体の下が段差に強く衝突。オイル漏れを心配してJAFに救援を依頼しました。
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「全然(オイル)漏れてないですね。大丈夫そうな気がします」
【救援要請した男性】
「とりあえず見ていただけたら、ちょっと安心」
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「とりあえず様子見でも大丈夫かと思います。例えばまた動かしたりして(オイルの)痕ついていて、やっぱりこれおかしいわとなったら、もう1回うちで見ますんで」
【救援要請した男性】
「乗れない状態だったらどうしようかなと思って『年明け1月6日から(営業)』と言われたんで車屋さんが、それまでどうしようかと思って」
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「(年末年始は)車屋さんがやっていないというのが結構大きくて『どこに聞けばいいんだろう』とか『どうすればよいか』というのはよくみなさんおっしゃられているので、その時にJAFに『どうしたらいいかね』と相談していただくというのが多いかなと思います」
広島市南区で美容院とチーズケーキ店を営む男性も、自動車店が休業中のためJAFに助けを求めたといいます。
【救援要請した男性】
「見えづらいところが裂けとる」
運転中に音の異常に気づきタイヤを確認すると、前輪の内側が大きく裂けていました。
タイヤ交換ができる店まで車をけん引することにー
【救援要請した男性】
「いやあ、助かりましたマジで」
(Q:年末年始、車運転せずに過ごすのは厳しかった?)
「ちょっと厳しいですね」
おととしから去年にかけての年末年始、県内でJAFの救援要請は1706件。
1日あたりに換算すると、およそ170件の対応です。
その要請の半数近くを占めたのはー
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「バッテリー見てみたんですけど、満タンが12ボルトなんですけど、いま1ボルトくらいしかないので、完全に上がっている状態なので」
こちらの男性もおよそ3カ月ぶりにエンジンをかけようとしましたが、バッテリーが上がっていて車は動かず…
【救援要請した男性】
「おばあちゃん家のほうに帰省しようかなと岡山まで」
(Q:いざエンジンをかけてみたら)
「そうですね。うんともすんとも」
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「夏に酷使したバッテリーが、この寒さで寿命を迎えてエンジンがかからなくなってしまうというのが・・・普段から(エンジンの)かかり方が弱くないかとか、前回(バッテリー)を替えた時からどれくらい経っているかとか、替えた記憶ないようであれば早めに車屋に行ってもらって、バッテリー大丈夫かなと点検してもらうのが一番よいかと思います」
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「すみません。お待たせしました」
一方、広島市南区の高齢夫婦が救援を依頼した理由はー
【救援要請した男性】
「ブレーキが外れない」
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「ブレーキが外れない??このブレーキです?ちょっとごめんなさい失礼しますね」
サイドブレーキが踏み込んだ状態のまま戻らなくなったといいます。
年末年始の買い出しに出かけようとした矢先、思わぬトラブルに見舞われ、うなだれる妻…
【救援要請した男性の妻】
「ショックですよ~。どうしようか…でも車はいるし」
(Q:年末年始いるものはなんとかなりそう?)
「ならん、ならんけど…しょうがない」
なんとか車を直そうと、技術部門の隊員と連絡を取り合いながら作業することおよそ1時間ー
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「あ!外れた!外れた!はずれました!解除できました」
【救援要請した男性の妻は】
「あーありがとうございます。直りました?」
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「とりあえずは」
トラブルを解決して・・・
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「帰省だったりとか、年末年始の買い物だったりとか、大事な約束だったりとか、というのが、特に多い時期だなと個人的には思っているので、なるべくその予定が狂わないように、なるべく、その予定をこなしていただけるようにお手伝いできればといつも思って作業しています」
年末年始の予定が狂わないようにと奔走するJAFの隊員たち。
しかし、多くの人の予定を大きく狂わせたのが…今月2日に降った大雪ー
山陽道の大竹インターチェンジ付近では、ノーマルタイヤの車が相次いで立ち往生。
この影響で大竹―廿日市インターの上り線は、およそ16時間にわたり通行止めとなりました。
この日、県内では、およそ560件の救援要請があり、その多くは、立ち往生など雪によるトラブルだったということです。
【JAF広島支部・谷口智久 隊員】
「スタッドレスタイヤを装着していただいて、スタッドレスタイヤをはいているからといって万能なタイヤではないので、過信しすぎずに、より速度を落としていただいて慎重な運転をしていただくのが大事なことかなと思います」
まずは、日頃からの車の点検を行うなどトラブルを防ぐ備えが重要ですが、それでもトラブルに見舞われた時は、いつでも隊員たちが駆けつけます。