1月6日午前、島根県を中心に最大震度5強の地震がありました。

 震源地は島根東部の内陸でいわゆる直下地震です。

 直下地震は、過去に北海道でも。

 2018年の胆振東部地震。

 道内で初めて厚真町で震度7の激しい揺れを観測し、44人が亡くなりました。

 直下地震は、震源が近いため、地震の揺れによる被害が大きくなるのが特徴です。

 札幌でも直下地震のリスクはあるのでしょうか?

 「札幌も活断層を想定していて、直下型地震がいつ起きてもおかしくない可能性があります」(札幌市 危機管理部 阿部賢二 災害対策担当課長)

 札幌市やその周辺では野幌丘陵断層、月寒断層、西札幌断層と3つの断層が存在しています。

 2010年の冬には、月寒断層が関係する地震で、震源近くの札幌市清田区・北広島市では震度5弱相当の揺れがあり、小学校の窓ガラスが40枚以上割れる被害もありました。

 札幌市の想定では、月寒断層で地震が発生すると、北区・東区・白石区などの赤いエリアで最大震度7、中央区などオレンジ色のエリアで震度6強の揺れが襲うとみられています。

 もし、この地震が真冬に発生した場合は、倒壊した建物に閉じ込められ、救助を待つうちに凍死する被害が増えるとみられ、夏の5倍にあたる4000人余りが死亡すると想定されています。

 「保存食を用意して、自分たちでいつも使いながら賞味期限を気にしながら、買い足している」(札幌市民)

 札幌市では避難所となる小中学校など307箇所に備蓄を配置しています。

 「(家具などに)はさまれた場合、救出に時間を要すると、寒さで凍死する恐れもあるので、家具を固定しておいてほしい」(阿部 災害対策担当課長)

■北海道で注意すべき活断層とは

 直下地震を引き起こす可能性がある主な活断層は道内で9ヶ所あります。

 中でも特に警戒が必要とされているのが、道北に位置する「サロベツ活断層」と「黒松内低地断層帯」です。

 これらの断層帯では、今後30年以内に地震が発生する確率が3%以上とされており、気象庁はこれを「Sランク」最も可能性の高い、特に危険な活断層として分類しています。

 そして札幌周辺にも複数の活断層が潜んでいることが明らかになっています。

 札幌市に近いエリアでは、3つの断層が存在しています。この中でも、最も大きなな被害が想定されているのが、「月寒断層」です。

 もしこの「月寒断層」で地震が起きた場合の揺れの想定は…

 札幌市の北区や東区では最大震度7が想定されています。

 その他のエリアも震度6強、震度6弱といった非常に強い揺れが想定されています。

 この月寒断層による地震が冬、午前5時ごろ、もし起こったと想定すると、最大で死者が4911人という想定になっています。

 しかも、このうち7割にあたる約3500人は、救助を待っている間に、寒さによる凍死が想定されています。

 地震の揺れで助かっても、寒さによって多くの方が亡くなってしまうのです。

 今一度、自宅の家具の固定、そして基本的な地震の備えというのを見直す必要があるかもしれません。

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。