「検察なめんな」と机叩いた恫喝検事を指揮した主任検事の刑事責任は?
学校法人の土地をめぐる21億円の横領事件で無罪となった不動産会社の元社長が、当時の主任検事に対する刑事裁判を開くよう裁判所に申し立てました。
業務上横領罪に問われ無罪が確定した「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さんは、大阪地検特捜部の主任検事として捜査を指揮した蜂須賀三紀雄検事について、指揮下の検事による恫喝取り調べを共謀して行ったなどとして、去年、刑事告発していました。
大阪高検は、24日付で嫌疑なしで不起訴処分としたことから、山岸さんは、26日に裁判所に起訴と同等の判断を求める付審判請求(ふしんぱんせいきゅう)を行いました。
【中村和洋弁護士】
「机を叩いたり怒鳴ったりしてますよという報告を(主任検事は)受けた。それをきちんと確認するのが当然主任検事としての職責ですよね」
弁護団は検察審査会への申し立ても行う予定です。