帰省する人たちなどでごった返す26日の東京駅は、改札内の待合室も大きな荷物を抱える人であふれ返っていました。

27日から最大9連休となる年末年始を前に、早くも帰省ラッシュが始まり、駅には笑顔で新幹線に乗る子供たちがいました。

一方、羽田空港も朝から大混雑で、カートにいっぱいのスーツケースを積む人の姿が見られました。

空港にいた人からは「宮崎に行きます。御朱印集めているので、神社巡りします。後はゴルフ」「こたつでゆっくりしたい」「沖縄です。(Q.目的は?)家に帰ります。2拠点」「海で遊んだりする。あとはスケボーして遊ぶの」などの声が聞かれました。

成田空港では、いわゆる海外組の出国ラッシュもスタート。
保安検査場の前にはたくさんの人たちが並んでいて、最後尾のプラカードも出ていました。

4泊5日でグアム旅行に行く家族からは「冬だけどプールや海に入るのが楽しみ。海外に行くのが初めてだからちょっとドキドキ」という声が聞かれました。

帰省客が殺到する東京駅のすぐそばの大丸東京店では、年末年始の手土産を買う人であふれ返っていました。

そこで飛ぶように売れていたのは、「モンブランTHE珀山」の可愛い雪の帽子をかぶったひと口焼きモンブラン「THEモンブランケーキ」で、濃厚な栗の香りが漂い、焼いているのにとろける生食感が楽しめます。

モンブランを手土産に帰省する人からは「きょうこのまま帰ろうと思っています。(家族が)喜んでくれるとうれしい」「夫の母が栗が好きなので、土産に買いたいと。うちの母もモンブランが好きなので、喜んでくれるのでは」などの声が聞かれました。

しかし、こうした帰省や旅行にも物価高騰の波が直撃しています。

旅のお供として知られる横浜名物の“崎陽軒のシウマイ弁当”ですが、2026年2月1日から、1070円から1180円に値上げすることが26日に発表されました。

コメの高騰の他、シウマイの原材料となるタマネギやホタテの値上がりが主な理由です。
値上げは2025年2月にも実施されていて、ここ5年で4度目です。

年の瀬が迫る中、住宅街をぐるりと取り囲むようにできた長蛇の列。

26日は、へび年最後となる「金運がアップする」といわれる“己巳の日”(つちのとみのひ)で、東京・品川区にある蛇窪神社には、多くの参拝客がご利益を得ようと駆け付け、寒いなか長い列を作っていました。

待ち時間は最大3時間半にも及んだといい、一緒に来た猫も長い待ち時間にお疲れモード。

参拝客からは「3時間ちょっと(並んだ)。寒い、めちゃくちゃ寒い。特に今日が一番パワーの強いへび年だったというのも聞いていて、今月に入ってここに来るのは3度目」「へび年のうちにお参りに行っておきたくて、前回来たんですけど並べなくて今日並び直しで来ました」「金運を高めるために、娘に誘われてきました。(今年は)素晴らしい一年でした」などの声が聞かれました。

2025年も残すところあと5日。
27日から年末年始の移動が本格的に始まります。