26日午前8時半ごろの長野・信濃町の様子を見ると、視界が悪い“ホワイトアウト”が発生し、横殴りの雪で辺り一面が真っ白になり、信号もかすんでよく見えません。
一方、大雪警報が出された群馬県に向かうと渋滞が発生していました。
立ち往生している人:
(雪で)ちょっと動けなくなって、何回も滑ってて無理だなと思って。
冬休みに入った人気観光地・草津温泉は大雪に見舞われ、訪れた人からは「行くときは天国だと思ってたけど地獄になっちゃった。寒すぎる」との声が聞かれました。
今シーズン最強寒気の到来で、観光地に異変が起きていました。
大雪警報が出されていた群馬県では渋滞が発生。
ドライバーは「(Q.どこに向かっている?)草津のマンションに布団を届けに行かなきゃいけない。このあと2軒残っているんで…」と話しました。
横殴りの雪が降りしきる中、草津町に向かうと、前輪が空回りしている車がありました。
何とか道路の脇へと移動できていますが、思うようにコントロールできてなさそうでした。
さらに、ガードレールに正面からぶつかり停止している車も。
道路の脇では「ここまでは大丈夫だったけど、路面に雪が残っている感じだったので念のためチェーンつけようと」と話す、チェーンを装着する人の姿が見られました。
家族で説明書を見ながらチェーン装着に悪戦苦闘し、「練習してくればよかったね…」と語りました。
人気観光地・草津温泉では、突然の大雪に巨大なクリスマスツリーが大きく揺れていました。
湯畑の近くにある足湯も、普段は人気ですが26日は人がいませんでした。
そんな中、1人の男の子が靴を脱いで温泉に足をいれ、「めっちゃ気持ちいっす」と話しました。
さらにもう1人、男性が足湯に入り「足の方は温かいけど顔は寒いです。(Q.どうやって(足湯から)上がります?)普通にサンダルで来ちゃったんで、そのまま履いて帰ります」と語りました。
湯畑を囲む手すりの上には、小さな雪だるまがずらりと並んでいました。
27日からの9連休を直撃する“年末寒気”。
国土交通省などは、2026年1月3日から5日にかけて強い寒気が流れ込むため、予防的に高速道路などの通行止めを行う可能性があると発表。
冬用タイヤやチェーンなど、雪への備えが必要です。