夏は猛暑、冬は雪に悩まされる新潟特有の天候。それは、子どもたちの遊び場や子育てのあり方にも影響を与えている。屋外で遊べる日が限られる中、県内の子育て世代の声を集め、天候に左右されない遊び場づくりを目指して発信し続ける母親インフルエンサーの思いを取材した。
猛暑・雪…天候に左右される“遊び場”
異常気象によって、全国的に夏の気温上昇が顕著となっている。
新潟地方気象台によると、新潟市中央区の2025年7月の平均最高気温は33.4℃で、2024年と比べて3℃以上高くなった。
一方、冬は冬型の気圧配置の影響で降水量が多く、日照時間が短くなるほか、雪が降る地域も多い。
こうした気象条件もあり、子どもが外で遊べる日が限られているのが現状だ。
天候に左右される状況改善へ インフルエンサーがSNSで情報発信
「新潟は、夏は暑くて冬は雪が降り、雨が降ることも多い。公園はいっぱいあるが、公園に行ける日がそもそも少ないというのは問題だなと思っている。せっかく、こんなに自然豊かで体を動かして遊べる場所があるのに、天気のせいでなかなか外で遊べない」
こう話すのは、子育て世代向けの施設などを紹介し、約4万人のフォロワーを持つ新潟出身のインフルエンサー・あやかさんだ。2人の息子を育てる母親でもある。
あやかさんがSNSでの発信を始めた背景の一つには、新潟の天候に対する課題意識があった。
「天気に左右されず遊べる施設をつくること」この思いが、SNS活動を続ける大きな原動力の一つとなっている。
実際に、あやかさんの子どもも暑さや雨・雪などの影響で、放課後や休日は家でゲームやYouTubeを見て過ごすことが増えているという。
こうした状況を少しでも改善したいと、室内で遊べる施設や子育て世代にオススメのスポットを中心に情報を発信しているのだ。
全天候型施設の実現へ「ママ・パパたちの声届けたい」
一方で、全天候型の施設を一人で実現することの難しさも感じている。

そのため、あやかさんは、フォロワーとのやりとりを通じて地域の声を集め、将来的な施設づくりにつなげたいと考えている。
「私のフォロワーさんは、ほとんどが新潟県内のママ・パパさんたちなので、子育て世代の声を集めることは、私はできると思っている。その声を届けてどうにかつくってもらえるとうれしいなという夢を抱いている」
「人口減少対策にも」子育て世代が安心して過ごせる環境づくりを
さらに、こうした施設の充実は、新潟の人口減少対策にもつながる可能性があると強調する。

「ママたちがもう一人欲しいな。本当は兄弟2、3人つくりたいなと思っていても、遊べる場所がないため、家で3人も4人も見てられないとなり、兄弟をつくるのを諦めたというような声もある。子育て世代が天気に関わらず遊ばせてあげられるような施設が増えると、こんな場所があるのならもう一人産めるかもと思うのではないかなと思う」
子育て世代が安心して過ごせる環境づくりが、新潟の将来にもつながると話すあやかさん。
全天候型施設の実現という夢に向け、これからもSNSでの発信を続けていく。
