徳島市が、生活保護を受給していた人たちに“賞味期限切れ”の食品を配布していた問題で、市長が陳謝しました。

徳島市は2023年から生活保護の受給者ら59人に、賞味期限が切れた備蓄用のパンなどの食品を渡し、その際「体調が悪くなった場合は自己責任」とする同意書にサインさせていました。

この問題について、徳島市の遠藤市長は「不適切な対応だった」と陳謝しました。

徳島市・遠藤彰良市長:
(相談者の)尊厳を傷つけるのはやってはいけないこと。「困っているからこれでいいだろう」と、職員にはそういう考えはなかったと思うが、無意識の差別みたいなことがあったのではないかと言われても仕方がない。

その上で「個人に食品の安全性を押し付ける形になった。公的機関が安全性を担保しないといけない」と話しました。

関西テレビ
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