嬉野温泉の源泉の水位が低下している問題をめぐり、嬉野市は23日、水位が去年より上がったとしたうえで、源泉と旅館などをつなぐ配湯管の買い取りを検討していることを明らかにしました。

嬉野市は23日、源泉の水位低下が問題となっている嬉野温泉について、去年の同じ月の平均より水位が約2メートル高くなるなど回復がみられると発表しました。

一方、源泉から市内の旅館などに温泉を運んでいる配湯管の老朽化が水位低下の一つの要因とされていることをめぐり、市は、事業を行う会社から配湯管の買い取りなどを検討していることを明らかにしました。

【嬉野市 村上大祐市長】
「老朽配管に対してきちんと対処してください、これがメインで言ってきたことでもありますし、更新が難しいようであれば市が管理することもひとつの選択肢である」

配湯管はこれまで30以上の漏水箇所などが修理されましたが、更新は進んでおらず、市は、買い取り費用を配湯によって得られる収入などから回収することを検討しています。

サガテレビ
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